Xiaomi Mi 11 Lite 5Gが遂に『メモリ増設』機能に対応!安定性向上でまた一歩『完全体』に近づいたぞ!
XiaomiがMIUI 13で提供を予定している『メモリ増設』機能ですが、一部の主要端末にはすでに先行配信が行われています。メモリ増設とはパソコンで『仮想メモリ』と呼ばれているもの。ストレージの一部をメモリとして認識させる拡張機能です。
メモリは作業台の役割を果たしており、大容量化はそのスペースが広がった事を意味します。大きなメモリ容量を必要とするアプリ使用時の動作が軽く快適になったり、容量オーバーによる強制停止を回避出来るように。
ただしメモリと比較してストレージは読み書き速度が遅いので、単純にメモリが増量されるのとは少し意味合いが違います。あくまで『メモリ増設』機能は『動作を安定させるため』のものだと認識しておきましょう。
この『メモリ増設』機能の搭載を個人的に一番熱望していたのが『Mi 11 Lite 5G』です。Mi 11 Lite 5GはSocにSnapdragon 780G 5Gを搭載。CPU性能はハイエンド並ですが、ゲームプレイ時にはやや不安定な動きを見せていました。
Xiaomiより
その直接的な原因の一つとして考えられていたのが『メモリ不足』。Antutuでベンチマークスコアの測定を行うとかなりの頻度で『メモリ不足』による測定エラーが発生。GPUのスコアが6~7万程度低下していました。
Snapdragon 780Gを搭載するXiaomi Mi 11 Lite 5GのAntutuベンチマークスコア
ゲームプレイは一般的なアプリより多くのメモリ容量を必要とします。メモリ容量が足りなくなるとフレームレートが低下して『動きがカクつく』原因に。パソコン用のグラフックカードにはそれを回避する目的としてGPU専用のメモリ(VRAM)が備えられているほど。
GPU性能が高くなるほど必要なメモリ容量は大きくなります。Mi 11 Lite 5Gが搭載しているSnapdragon 780G 5Gは、2021年11月29日時点でミッドレンジ最高クラスのGPU性能を持ちます。つまり6GBでは補いきれなくなっている可能性が十分考えられるのです。
MIUI 13まで待ちきれない『メモリ増設』機能が、アップデートで遂にMi 11 Lite 5Gに対応!『設定』→『追加設定』→『メモリ増設』からON/OFFが可能です。追加可能な容量は『2GB』。つまり合計『8GB』のメモリがMi 11 Lite 5Gで使えるようになりました!
早速Antutuのベンチマークスコアを3回連続で計測。1回めが『517560』、2回めが『521077』、3回めが『521625』と全て50万超え。以前より確実に安定しています。『メモリ不足』によるGPUの計測エラーも発生しませんでした。
ゲームを高いパフォーマンスで遊ぶには、GPUドライバーやゲーム側の最適化が不可欠となるので、これで全てのゲームが快適に遊べる様になったとは言えないでしょう。
よってゲームプレイを目的にスマートフォンを購入するのであれば、ハイエンドの『Xiaomi 11T』『Xiaomi 11T Pro』を購入した方が良いという考えに変わりはありません。
ただしMi 11 Lite 5Gの動作が以前より安定し、完全体に近づいたのは間違いなし。発売から少し期間が経過し発売価格が熟れてきた同モデル。今が買うべきベストタイミングかもしれませんね!
記事に書かれている内容
Xiaomi Mi 11 Lite 5Gに関するレビュー
Xiaomi Mi 11 Lite 5Gの主な仕様
Xiaomi Mi 11 Lite 5G | |
---|---|
Soc | Snapdragon 780G(5nm) |
容量 | 6GB/128GB |
電池 | 4,250mAh(最大33W急速充電) |
重量 | 159g |
画面 | |
カメラ | メインカメラ 超広角カメラ マクロカメラ フロントカメラ |
おサイフケータイ | 対応 |
防水防塵 | IP53 |
オーディオ | デュアルスピーカー |
SIM | nano SIM×2スロット |
OS | MIUI12(Android 11) |
Xiaomi Mi 11 Lite 5Gの対応周波数帯に関する情報
OCN モバイル ONE、IIJmio、ahamo、mineo
ワイモバイル、LINEMO、mineo
BIGLOBEモバイル、UQモバイル、mineo
楽天モバイル
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