dynabookから5in1スタイルや高い耐久性が魅力のWindows 11搭載ノートPC「V4」「GS4」が登場
2021年10月5日よりサービスインした「Windows 11」が注目を集めていますが、それに合わせて各メーカーからWindows 11を標準搭載したノートPCも登場し始めています。
dynabookは、Windows 11搭載ノートPCとして“5in1プレミアムPen”ノートPCの「dynabook V4」と、スタンダードモバイルノートPCの「dynabook GS4」を発表。いずれも2021年11月上旬の発売を予定しています。
登壇はDynabook 国内マーケティング&ソリューション本部 副本部長 萩野孝広氏(左)と商品統括部 商品開発部 グループ長 松村岳氏
では、それぞれの特徴を見ていきましょう。
Windows 11搭載ノートPC「dynabook V4」「dynabook GS4」の販売価格
Windows 11を標準搭載して発売される2モデル「dynabook V4」「dynabook GS4」は、先にも触れた通りどちらも2021年11月上旬に発売予定となっています。
店頭予想価格は「dynabook V4」が19万円台後半、「dynabook GS4」が16万円前後となっています。では、それぞれのスペックを確認していきましょう。
“5in1”スタイルで自由な使い方が楽しめる「dynabook V4」
「dynabook V4」は、dynabookが提唱する「5in1」という使い方ができるノートPC。5つのスタイルは、「Monitorスタイル」「Tabletスタイル」「Note PCスタイル」「Penスタイル」「Flatスタイル」となります。
いわゆる「コンバーチブル型」と呼ばれる、キーボードがディスプレイの背面まで360度回転し、タブレットのようにも使用できるのが特徴で、指やタッチペンでの操作に対応しています。購入時には、アクティブ静電ペンが同梱されます。
ディスプレイは13.3型/16:9のワイドタイプで、高輝度・高色純度・広視野角のTFTカラー LED液晶、解像度は1920×1080のFHDです。
キーボードは86キーのJIS配列で、キーピッチが19mm、キーストロークが1.5mm。バックライトがついているので、暗い場所でもしっかりとキーを視認することができます。
本体サイズは(約)303.9mm×197.4mm×17.9mm、質量は約979gと軽量なため、持ち運びも快適。バッテリー駆動時間も約24時間と長いので、屋外での使用中にバッテリーが切れる心配はあまりないでしょう。
インターフェースはThunderbolt 4コネクタ×2/HDMI出力端子/USB 3.1 Type-Aコネクタとなっています。近年は本体の薄型・軽量化のためにHDMI端子が省かれることも多いので、搭載されたのは嬉しいポイントです。
セキュリティ機能として、顔認証センサーによるロック解除の利用が可能。サウンドは「インテル ハイ・デフィニション・オーディオ」に準拠しており、「harman/Kardon ステレオスピーカー」を搭載。マイクはデュアルマイクとなっています。
Webカメラの有効画素数は約92万画素。Webカメラシャッターがついているので、セキュリティ面でも安心となっています。
搭載CPUは第11世代インテルのCore i3、メモリは8GBでストレージは256GB SSDとなります。また、下で紹介する「dynabook GS4」も共通ですが、「Microsoft Office Home&Business 2021」を標準搭載しています。
本体には、「dynabook エンパワーテクノロジー」という小型ダブルファンによる冷却システムを採用しています。これにより「dynabook エンパワーテクノロジー」非搭載モデルと比較するとパフォーマンスが最大約1.5倍向上、TDP28Wの環境で安定して動作させると、最大約1.7倍向上します。
使い勝手のよい“程よさ”が魅力の「dynabook GS4」
スタンダードモデルの「dynabook GS4」でも「dynabook エンパワーテクノロジー」を採用。安定した動作を実現しています。ディスプレイは180度開き、フラットな状態に置けるタイプのノートPCで、タッチ操作には非対応となっています。
「dynabook GS4」では、「dynabook V4」と同じく13.3型の16:9ワイドディスプレイを採用していますが、広視野角のTFTカラー LED液晶となっています。解像度は1920×1080(FHD)で共通です。
キーボードも86キーのJIS配列で、キーピッチ19mm・キーストローク1.5mmと「dynabook V4」と同じ。ただし、キーボードバックライトは搭載されていません。
本体サイズは(約)306.0mm×210.0mm×17.9mmと「dynabook V4」よりもわずかに大きくなっていますが、質量は約978gと1g軽くなっています。
インターフェースはThunderbolt 4コネクタ×2/HDMI出力端子/USB 3.1 Type-Aコネクタ×2/LANを搭載しました。「dynabook V4」にUSB Type-Aが1つとLANポートを追加した形になっており、より使い勝手が良くなっています。
バッテリーは約14時間駆動となっており、通常のビジネスシーンで考えれば1日の作業を十分にこなせるレベルでしょう。
サウンドは「インテル ハイ・デフィニション・オーディオ」準拠で、ステレオスピーカーを搭載。マイクはデュアルマイクで、有効画素数約92万画素のWebカメラはシャッターがついています。
搭載CPUは第11世代インテルのCore i3、メモリは8GBでストレージは256GB SSDとなっています。
また、こちらも「dynabook V4」「dynabook GS4」で共通ですが、アメリカ国防総省が制定する「MIL規格」に準拠した耐久テストにクリアしています。比較的コンパクトで軽量なノートPCなので、耐久性という観点で見ても持ち運びに適しているといえるでしょう。
取材・文/佐藤文彦