「Microsoft Edge」で「Google Chrome」を検索・ダウンロードしようとすると広告がうざいと話題に【2月8日追記】
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「新しい Web ブラウザーをダウンロードする必要はありません」というメッセージ「Microsoft Edge」で「Google Chrome」を検索してダウンロードすると止められるという話が週末より話題のようですね。Bing検索に「新しい Web ブラウザーをダウンロードする必要はありません」というプロモーション(広告)メッセージが現れ、[使ってみる]というボタンをクリックすると「Edge」の優位性を宣伝するWebサイトに誘導されます。
「Edge」の優位性を宣伝するWebサイトに誘導される別にこれだけなら、Google検索(google.com)を「Edge」で使おうとすると「Chrome」を使えというポップアップが現れるわけで、お互いさまって感じなのですが――
Google検索(google.com)を「Edge」で使おうとすると「Chrome」を使えというポップアップが現れる海外の情報サイト「Neowin」によると、Webブラウザー本体に広告のポップアップが現れるケースもあるようで(編集部未確認)、ちょっと邪悪な感じもします。
Webブラウザー本体に広告のポップアップが現れるケースもあるよう(Neowinより引用)実を言うと、筆者は「Edge」の垂直タブやコレクションといった独自機能が気に入っており、Google Chrome拡張機能がほぼそのまま利用できることもあって、最近は「Chrome」より「Edge」をメインに使っています。仕事柄「Chrome」や「Firefox」など、他のWebブラウザーも併用していますが、既定のWebブラウザーは「Edge」です。
「Edge」の難点を強いて挙げるとすれば、以下の3点になるでしょうか。
検索サービスを変更する設定画面(edge://settings/search)の階層が深いのも地味にイラつきますね!Microsoftの「推奨設定」へWebブラウザーと検索エンジンを戻すように促す画面それを除けば「Edge」には大変満足しており、「そんなに必死に乗り換えを迫らないでも……」というのが正直な感想です。このままの調子でユーザーの声に耳を傾けながら改善を進めていけば、そのうちシェアも回復するのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
ちなみに、冒頭に紹介したプロモーションメッセージは「Edge」でBing検索したときのもの。「Edge」以外のWebブラウザーで「Chrome」とBing検索すると、「Microsoft の最新のブラウザーをどうぞ」というメッセージが表示されるようです。主要なWebブラウザーの名前を一通り試しましたが、同じ結果でした。
「Microsoft の最新のブラウザーをどうぞ」というメッセージもしこのような広告メッセージを目にすることなく「Google Chrome」や「Firefox」といった好みのWebブラウザーをインストールして利用したい場合は、パッケージマネージャー「winget」の利用がお勧めです。OSにプリインストールされている「アプリ インストーラー」が最新になっていることを確認の上、以下のコマンドを「コマンド プロンプト」や「Windows Terminal」に入力してみてください(「Windows 10 バージョン 1709」以降で利用可能)。
# Google Chrome 安定版をインストールする場合winget install Google.Chrome# プレビュー版の Google Chrome をインストールする場合winget install Google.Chrome.Betawinget install Google.Chrome.Dev# Firefox は winget と Microsoft Store の両方で配布されているので、--source または -s でソース(取得先)を指定するwinget install Firefox --source msstore
広告メッセージをみたくないときは「winget」を使ったインストールを試してみよう[2022年2月8日編集部追記]2月7日、「Microsoft Edge」で「Google Chrome」をダウンロードしようとした際に、Webブラウザー本体に広告のポップアップが現れる現象を確認しました。Chromebookの公式サイトでもポップアップが表示されるようです。