Zoom内アプリ、メンバー管理、同時翻訳など、「Zoomtopia 2021」で新機能を続々発表
高い注目度のイベントプラットフォーム「Zoom Events」
Zoomtopia 2021で注目を集めたサービスが、Zoom Eventsである。
Zoom Eventsは、オンラインイベント開催のためのオールインワンプラットフォームで、多様なイベント開催オプションを用意。セキュアな環境でオンラインイベントを実現できるのが特徴だ。
2021年春にリリースされ、現時点では、英語版のみの提供となっている。今年のZoomtopia 2021も、Zoom Eventsで開催された。
これまでにも、Zoom Video Webinarsを利用して、イベントの開催ができたが、Zoom Eventsは、より広範な機能を活用したイベント開催ができるのが特徴だ。
Zoom EventsとZoom Video Webinarsの比較たとえば、イベントへの参加方法は、Zoom Video Webinarsはウェビナーリンクによるものだったが、Zoom Eventsは発行されたチケットによる参加が可能であり、さらにマルチセッションの開催、専用プラットフォームによるイベント管理、サミット形式の大規模イベントの開催なども可能だ。
また、ハブと呼ばれるユーザー専用のバーチャルスペースがあり、ここでイベントハブを作成。イベントを設定したり、共有したりできる。また、開催形式は、ライブやオンデマンド、一般公開やプライベート公開などの設定ができ、チケットの発行も有料、無料の設定やチケット枚数の制限、グループ購入やギフト、寄付といった購入オプションも設定できる。オンラインイベントでありながらも、参加人数の制限を行ったり、プレミアムチケットを作ったりといったこともできる。
そのほかも、イベントロビーとして、参加者同士が、チャットができる機能を提供。イベント終了後には、各種統計やレポートをまとめることができ、イベントの成果を評価することができる。
Zoom Eventsのコア機能なお、Zoom Eventsの日本語化については、今回の「Zoomtopia 2021 日本特別セッション」において、米Zoom Video Communicationsのエリック・ユアンCEOが、「新たなサービスや新たな機能は、ローカリゼーションが必要である。すでに日本語化の作業を開始している」と発言。ZVC Japanの佐賀文宣社長も、「Zoom Eventsを日本のお客様に、フルに利用していただくためには日本語化が必要である。日本でも展開していきたいサービスである」と述べている。