Engadget Logo エンガジェット日本版 Googleのファミリーリンク、アプリ個別に時間制限を解除できる新機能
Googleがファミリーリンクの新機能として、アプリ個別に利用時間を解除できる新機能を発表しました。今後数週間で提供されます。
AndroidやChromebookで利用出来るペアレンタルコントロール機能のファミリーリンクは、子供の勉強や十分な睡眠時間、外で遊ぶ時間などを確保することを主な目的としていました。このため、デバイスのトータルの利用時間を制限し、就寝時間以降はデバイスにロックを掛けるなど、デバイスの使いすぎを防ぐ機能が導入されています。
ただし、世界的なパンデミックにより、オンラインでの自宅学習などが増えていることから、一律で利用時間を制限してしまうと、勉強したくてもできないという事態が発生してしまいます。そこで、学習アプリなどを個別に「常に許可」として設定することで、利用時間にはカウントせずに利用可能にします。
この機能は保護者からの要望として最も多かったものだとのこと。Googleによると、保護者は子供がデバイスをどのように使っているのかを把握したがっており、どれくらい使っているかにはあまり関心を示していないのだとか。
どのように使っているかを把握するため、日次、週次、月次のアクティビティレポートには、どのアプリをどれくらい使っているか、1週間あるいは1か月で利用時間がどのように変化するか、常に許可されているアプリがどれくらい使われているかも確認できるようになります。
また、これまでは時間制限などの設定は、保護者のスマートフォンから行う必要がありましたが、子供のデバイスからも直接設定が可能となります。
このほか、米国の13歳未満の子供の親2,000人以上を対象とした調査結果に基づき、子供とテクノロジーの関わり方を学習できるサイトも公開されています(英語とスペイン語のみ)。
Source: Google