13.3型有機ELにキーボードとペンも付属。〈Lenovo IdeaPad Duet 560 Chromebook〉のフットワークの軽さが異次元すぎた
サイズ、クオリティ、選びやすさ。すべてが高次元です。
最近人気のパソコン Chromebook 。各社さまざまなサイズ・性能・機能の Chromebook を提案していますけど、この1台は絶対に語らないといけません。〈Lenovo IdeaPad Duet 560 Chromebook〉です。
特筆すべきはクオリティとフットワークのバランス力。文書作成やオンライン会議、動画視聴といった日常的なパソコンへのニーズを軽快に満たせる1台となっていて、昨今のノートパソコンの使われ方を考えると魅力的すぎる仕上がりなのです。
では、なぜ僕がそう感じたのか? ここでは〈Lenovo IdeaPad Duet 560 Chromebook〉の試用レポートをお届けしていきますので、ノートパソコン選びで悩んでいる方はぜひチェックしてみてください。
タブレットの軽快さとパソコンの快適さが同居
まず、〈Lenovo IdeaPad Duet 560 Chromebook〉はどんなハードなの?というと、ざっくり言えば最近人気の2in1スタイルのノートパソコン。
タブレットのフットワークや直感的なタッチ操作の手軽さ。そして、ガッツリと文字入力にも向き合えるキーボードを備えたラップトップらしい機能性を行ったり来たりできます。実際の使用感は後述しますけど、柔軟にプラットフォームを変えられるって、思っていたよりも日常・仕事が楽しくなるポイントでした。
画面サイズは13.3型とモバイル向けラップトップ並なのがまずGood。やはり画面はでかいほうが情報量が多く、使いやすい。そうしたサイズ感で約700gと軽量なのも大きなポイント。発色が美しく精細なOLED(有機ELディスプレイ)という点もいいですねー。写真や映像の高い表現力を楽しめて、なおかつ軽快に持ち運べる。といった、いいとこ取りの万能タイプ。
何より凄いのが、付属するオプションの豊富さです。
普通この手のパソコンって、カバー別売り、キーボード別売り、ペン別売り。アクセサリ別売りが当たり前になってきていて見た目以上にコストがかかるんですけど、〈Lenovo IdeaPad Duet 560 Chromebook〉では全部付いてきます。
大事なことなのでもう一度言いますが、上の写真に写っているもの、全部付いてきます。
オプションでなにか揃える必要なく、スターターキットであるとともに完成品。それが〈Lenovo IdeaPad Duet 560 Chromebook〉なのです。
Chromebook ならではの「高速」
OSがChromeOSなのも特徴。何が良いか?というと、使い始める段階からして高速なんです。箱をあけて電源を入れたら、Googleのアカウント情報を入力するだけで使い始められます。3分もあれば、利用準備〜環境の同期まで済んじゃう。
このときの環境の同期が素晴らしいんです。他のパソコンで使っているChromeの環境がまるっとコピーされます。僕、Chromeには仕事で使うためのプラグインをアレコレ入れ込んでいるんですけど、アカウント情報を入力するだけで必要なものがすべてそろっていました。このスピード感は、おそらく初めて Chromebook を使う人は感動するところだと思いますし、僕も Chromebook をセットアップするたびに感動しています。
今って仕事もエンタメもWebベースのサービスが溢れていて、メールの送受信も文書作成も画像編集も、ほとんどの実作業をブラウザを通してこなせます。環境が同期されるだけでいろんなことに対応できちゃうし、〈Lenovo IdeaPad Duet 560 Chromebook〉なら効率よく取り組めるアクセサリも最初から揃っています。
そうかと思えば、キーボードを外してタッチ操作ベースのタブレットスタイルへ変身。このスタイルの方がWeb閲覧やメールチェックは快適ですね。
スリープや復帰の速さ、バッテリー持ちの良さは、スマホやタブレットに近い感覚でした。カバーを開け締めしただけでスッとスタンバイへ。開ければすぐに復帰します。持ち運んで色んな場所で使うなら、このフットワークの良さは見逃せないメリット。ChromeOSのWeb連携力にハードウェアのモバイル性がマッチしている、2in1の Chromebook ならではの良さが味わえます。
USB-C×2を完備。フル装備で仕事に使える
セットアップを秒で終わらせて、この日から仕事用マシンとして活躍してもらいました。
SoCのSnapdragon 7c Gen 2はサクサク動きます。前モデルにあたる〈Lenovo IdeaPad Duet Chromebook〉とベンチマークを比べてみたら2〜3倍ほどのスコアが出て、パフォーマンスが高められているのもちゃんと確認できました。
13.3型ディスプレイはモバイルラップトップで使い慣れたサイズ感なのでスッと馴染みます。
USB-Cが左右に1つずつ、計2つあるのもファインプレーです。
映像出力にも対応しているので、今日はガッツリデスクで作業するぞ!というときは、外部モニターに接続して広大な作業スペースを手に入れることもできます(USB-CからのHDMI変換ハブも対応していましたよ)。僕、ウインドウを無限に開いてしまう人なので、モニター出力しながら片ポート自由に使えるのはありがたさMAX。また、USB-Cのカードリーダーを使ってSDカードの写真も取り込めましたし、USB-Cハブで既存の周辺機器も接続できました。こういう拡張性までちゃんと用意されていて、当たり前のように使えるのは、〈Lenovo IdeaPad Duet 560 Chromebook〉の頼れるポイントです。
資料や原稿を書くなど、インプットワークで助かったのが、このキーボード! タブレット付属のキーボードってどうしてもペラいイメージを抱いてしまうんですが、〈Lenovo IdeaPad Duet 560 Chromebook〉のキーボードめちゃくちゃいいですよ!
フットプリントが広くて快適だし、薄型ながらストロークもしっかり。打鍵感の気持ちよさと作り込みによる品質はさすがのLenovo。あと、細かなところですけど左の「Ctrl」「Shift」「Alt」キーが大きめにレイアウトされているので、操作にショートカットが使いやすいのも好感触。個人的に気に入ったのは、スクリーンショット撮影のわかりやすさ。Ctrlと「ウィンドウを表示」キーを同時押しすれば画面をサッと撮影でき、ペンで注釈を加えたりといった作業もクイックに行なえます。
パームレストにはタッチパッドも備わっていて感度も良好。ジェスチャーにも対応しているなど、直感的で効率的な操作もしっかりサポート。正直これだけのクオリティのキーボードを脱着式で採用してきた!というのはインプットの快適さを重視するLenovoイズムを強く感じますねー。
ペン活用でオンライン会議も快適になる
いまや日常的な業務の一部になったオンライン会議にも使ってみました。
ミーティングツールで会話しつつ、打ち合わせ内容を走り書き…と、〈Lenovo IdeaPad Duet 560 Chromebook〉なら、ビデオ通話しながら、大事な箇所を手書きでメモできます。
付属のペンは、握ったフィーリングもよくてレスポンスも問題なし。パームリジェクション(手が触れたときの誤動作を防ぐ)機能も備わっていて、ミスなく書けるのがいいですねー。
こうして、会話を即グラフィックとしてアウトプットできるのはやっぱり便利だし、考えがまとめやすいんです。これまでオンライン会議は紙のメモを横に置いていたんですけど、〈Lenovo IdeaPad Duet 560 Chromebook〉はそれらを単体でこなせるのと、場所を問わずにできるので、かなり「自由な」スタイルでオンライン会議にも臨めました。
カメラ画質に関しても、フロントカメラはフルHD(1080P)でノートパソコンのインカメラとしては、十分な高画質です。この画質なら外部カメラは必要ないかな?って思えるレベルですね。
2つのデジタルアレイマイクは音質も良好。この日は編集部と通話していたのですが、かなり声が響く部屋ながらも、違和感なく聞きやすかったとのこと。高性能なイヤホン同様に、ハウリングも起こりません。
これだけのオンライン会議適正があると、部屋やデスクの散らかり具合に困ることもありませんね。繁雑だったり周りがうるさかったら、〈Lenovo IdeaPad Duet 560 Chromebook〉持って場所を移動しちゃえばいいですし。そのときどきで、ロケーション問わず快適にオンライン会議に臨めます。
持ち運べるエンタメマシンとしても優秀
「どこにでも」なフットワークの軽さが輝くのがエンタメ利用。
このサイズにこの機能を備えた Chromebook となると、仕事にも主戦力として投入できますが、別にそれ(仕事)だけに使わなくても良いんですよね。本体のみだと約700g、持ち出しやすくて、外出時のエンタメ機として丁度いいタブレットになってくれました。
13.3型フルHD画面はビデオを見るのにもぴったりで、有機ELの発色の良さもしっかりと感じられました。左右に2基ずつ4スピーカー構成なのもいいですね! サラウンド感もしっかりと味わえますし、音量を上げても音割れもしません。声通りの良いクリアな大音量を楽しめるサウンドシステムとなっていて、映画・ドラマ・アニメなどのコンテンツに気持ちよく没入させてくれます。
それでいて、バッテリーはGoogleの利用基準で約15.5時間。ほぼ1日使い倒せます。それの何が良いかと言うと、外出時にアダプターやケーブル分の荷物を減らせるところ。突き詰めれば約700gというピュアな本体質量だけでどこにでも!なわけです。
オフの日は素の状態で持ち運んでエンタメ機として活用しつつ、調べ物したりメールを返したりでき、いざというときには大画面を活かしてささっと仕事を片付けられちゃう安心感もあります。うん、2in1の良さってこういうところ。
結論。これはフットワークの軽い次世代パソコン
自宅や持ち歩いての仕事をはじめ、休日や移動時の息抜きなど。実にさまざまなシーンで一緒に居たんですが、ChromeOSはキビキビと動きますし、ネットサービスに対して無類の安定感。画面の大きさと2in1の便利さも手伝って、「画面が広く、能率的な入力デバイスがあるパソコンでやりたい」といったタスクでも、さまざまなスタイルで可能にしてくれました。
この条件をクリアしたノートパソコンって、どうしてもコストがかかっちゃうものなんですが、〈Lenovo IdeaPad Duet 560 Chromebook〉は本体に加えてキーボードやペンやカバーまで標準付属していてお得感もばっちりと死角なし。
そう、これはまさにスターターキットであるとともに完成品。〈Lenovo IdeaPad Duet 560 Chromebook〉はマルチなノートパソコンを求める人にとって、ひとつのアンサーとなるはずです。
Source: Lenovo