バルミューダの「BALMUDA Phone」はどんなスマホ? さっそく実機をチェック
丸みを帯びた背面
「BALMUDA Phone」で最初に目をひくのは、やはりその外観だ。
BALMUDA Phoneを手にするバルミューダの寺尾玄社長バルミューダ創業者の寺尾玄社長が「十数年ぶりに自らデザインした」というそのフォルムは、曲線で構成され、手にフィットする形。「河原に落ちている石をイメージした」と寺尾社長は語っており、自然のなかに目立たず佇み、人々の生活にそっと寄り添う様を意識したようだ。
手に取ると、約69×123×13.7mmで、重さは138gというコンパクトさがよくわかる。丸みを帯びたボディは、写真であれば厚みを強く伝えるかもしれないが、実機を目の当たりにすると手のひらに収まる様に納得する。
背面中央には、スマートフォンを皮切りに、今後同社が展開する製品ブランド「BALMUDA Technologies」の発表時に示されたロゴが刻まれている。このロゴは寺尾氏が筆を走らせて描かれたもの。ボディは樹脂製とのことだが、ディスプレイに近い周辺はツヤのある仕上げ。一方、背面中央周辺の表面はいわゆるシボ加工が施されており、マットでややざらついた触感。シボ加工が施された部分は、「BALMUDA Phone」を使い込むほどすり減っていくようになっているという。
背面上部には黒い2つの円がある。右がメインカメラ、左は指紋センサー兼電源ボタンだ。メインカメラの右には着信などを知らせるLED、左にはスピーカーとカメラ撮影やライトとして使うLEDが配置されている。底面の端子はUSB Type-C。その左右に計4つの穴が配されているが、このうち一番左(ディスプレイを表にした場合は一番右)がマイク。残りはデザイン上、用意されたものだという。
4.9インチのディスプレイはフラット。インカメラはパンチホール型となる。ディスプレイ側のボディは、縁が立った形状。
11月8日に予告された際には、画面上のベゼル(額縁)はそれなりに厚みがあるように見えたが、実機を手にしてみると、コンパクトなボディに見合ったサイズという印象を与える。
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一般的なスマートフォンでは、画面上に配置されることの多いインカメラも、大きくカーブする背面の「BALMUDA Phone」ではそれも難しかった。ボディの中央が厚みを持つ一方で、端のほうは薄い。インカメラが配置される周辺も薄いため、ベゼル内ではなくディスプレイ内にインカメラを配置することになった。
薄型ケースやガラスフィルム、保護フィルム、ACアダプター、ケーブルが用意される。