「Wi-Fi 6」に物足りない人でも満足する“あの方法”:オフィスの本流になる無線LAN【後編】
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無線LANは世界中に行き渡りつつあるが、無数のデバイスをつなぐ役割を果たすにはさらに進化を必要としている。ただし技術の進化だけではなく、それを使う企業側の工夫も重要になる。特に企業がこれから自社のニーズに合ったネットワークを用意するためには、無線LANを生かし切るためのインフラが必要になる。
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Wi-Fi 6に不満な人でも満足する“あの方法”
企業が求めるネットワークを実現する方法の一つが、「5G」(第5世代移動通信システム)と無線LANの併用だ。無線LANと5Gはネットワーク技術としては別物だが、両社は補完関係にあると、米TechTargetの調査部門Enterprise Strategy Group(ESG)の上級アナリスト、ボブ・ラリバーテ氏は言う。企業のネットワークチームは、通信のカバー範囲を広げる戦略の一環で無線LAN規格「Wi-Fi 6」(IEEE 802.11ax)と5Gの両方を導入し始めている。
無線LANの業界団体であるWireless Broadband Alliance(WBA)によれば、企業がWi-Fi 6の採用に関心を示す大きな理由が、5Gとの併用だ。この2つの技術を組み合わせれば、無線による超高速通信をより広範囲で利用できるようになる。IoT(モノのインターネット)をはじめ、さまざま用途でWi-Fi 6と5Gを組み合わせたネットワークを生かせる。
ラリバーテ氏は、今後は無線LANと5G、さらには「6G」(第6世代移動通信システム)の相互補完的な関係が進展するとみている。「これらの技術の組み合わせがこれからどう進展するのか、非常に興味深い」(ラリバーテ氏)
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