無線LANの周波数を指定する
日常的に使用する無線LANは、国内周波数として2.4GHz帯と5GHz帯の2種類から選択できる。2.4GHz帯は壁などの障害物に強く、5GHz帯は障害物への弱さを抱えつつも(干渉が少ない)高速な通信を実現できる利点を持つ。
多くの無線LANルーターはアクセスポイントの設定として両方を選択できるが、それぞれの特性にあわせて特定の周波数のみ有効にする方法もある。だが、無線LAN自体には汎用性を持たせ、どこへつなぐかはデバイス側で選択した方がスマートだろう。Windows 10には、2.4GHz帯/5GHz帯のどちらかを優先的に接続できる機能が備わっている。
無線LANの電波状態がよく、高速なネットワークアクセスが期待できるのであれば5GHz帯。障害物があり不安定さが顕著な場合は2.4GHz帯を選択するとよい。ただし、外出先やコワーキングスペースの公衆無線LANにアクセスする機会が多い方は、「優先順位なし」「自動」など、アクセスポイントの種別に応じて切り替える設定を選んだ方が得策だ。
著者 : 阿久津良和
あくつよしかず1972年生まれのITライター。PC総合誌やDOS/V専門誌、Windows専門誌など、各PC雑誌の編集部員を経たのちに独立。WindowsとLinuxをこよなく愛しつつ、PC関連の著書を多数手がける。近年はBtoCにとどまらず、BtoBソリューションの取材やインタビューが主戦場。休肝日を設けず日々飲み続けてきたが、γ-GTP値が急激に増加し、早急な対応を求められている。
この著者の記事一覧はこちら