プレスリリース
CeragonとIP Infusion、業界初、無線接続の自動最適化を可能とするWhite Box型セルサイトルーターの市場投入に向けて、提携
- Ceragon、コストを削減しベンダーロックインを解消する、ワイヤレストランスポートとセルサイトルーティング向けのオープンなWhite Box型ネットワークプラットフォーム「IP-50FX」を提供 -
IP Infusion(本社:米国カリフォルニア州、最高経営責任者:緒方 淳)と、5Gワイヤレストランスポートの世界的なイノベーターおよび主要ソリューションプロバイダーであるCeragon Networks(本社:イスラエル・テルアビブ、NASDAQ:CRNT、以下、Ceragon)は、本日、40億ドルの規模を有するワイヤレストランスポート市場および20億ドルの規模を有するセルサイトルーティング市場に向けて革新的なソリューションを投入することで提携することを発表しました。Ceragonは、IP Infusionのオープンコンピュート・ネットワークオペレーティングシステム(OS)「OcNOS®」を採用することで、オープンなWhite Box型ワイヤレストランスポートソリューションおよびセルサイトルーティングソリューションのプラットフォームとなる新シリーズ「IP-50FX」を開発し、2022年の第1四半期より提供開始する予定です。
業界で初めて無線接続の自動最適化を可能とするWhite Box型セルサイトルーターは、ハードウェアとソフトウェアの要素を分離するディスアグリゲーションの構成優位性を持つ、IP Infusion製ネットワークOS「OcNOS」を、TIP(Telecom Infra Project)規格準拠のCeragon製の新ルーターハードウエアに搭載することで実現可能となりました。本ソリューションにより、オペレーターは、Ceragonの 無線接続の自動最適化を可能とするオープンネットワーキング(Radio Aware Open Networking 、RAON)の新技術を既成のハードウェア上で利用することが可能になることから、非常に優れたコスト効率およびベンダーロックインの解消を実現することが可能になります。
本戦略的提携を通じ、IP InfusionはCeragonにカスタマイズ版「OcNOS」を提供します。Ceragonは、本カスタマイズ版のオープンアーキテクチャ上に、成長著しいワイヤレストランスポートおよびセルサイトルーティングの両市場に向けて、高度に差別化され、柔軟性に優れた独自のソリューションを開発し、市場へ投入することが可能になります。また、Ceragonは、IP Infusionの世界クラスの保守および技術サポートを活用することができます。
Ceragon 最高経営責任者(CEO) Doron Arazi氏は、「IP Infusionとの提携は重要な意味を持ちます。本提携により、当社は、キードライバーとしてオープンネットワークのコンセプトを展開できるようになり、Ceragonの『RAON』ソフトウェアレイヤーを提供することで、オペレーターが業務効率を劇的に向上させ、加入者にはるかに高品質な体験を実現する、新サービス・技術の市場投入までの時間を大幅に短縮することを支援することが可能になります。IP Infusionは、当社に強力なネットワークOSを提供し、これにより、当社は、新たなワイヤレストランスポートルーティング向けハードウェアおよびソフトウェアソリューションを 『OcNOS』の上に提供し、当社お客様の5G時代への移行を容易にし、新市場の開拓を支援できるようになります」と述べています。
IP Infusion 最高経営責任者(CEO) 緒方 淳は、「Ceragonとの戦略的提携により、ワイヤレストランスポートおよびセルサイトルーター市場に最先端のイノベーションを提供できることをうれしく思います。豊富な機能を備えた『OcNOS』のカスタマイズ版により、Ceragonは革新的なソリューションの導入を加速することができます。『OcNOS』のコンテナ化および仮想化されたアーキテクチャ、実践的なサポート、機能の継続的な開発により、Ceragonは開発サイクルと市場投入までの時間を短縮できます」と述べています。
■Ceragon Networks Ltd.についてCeragon Networks Ltd.(NASDAQ: CRNT)は、5Gワイヤレストランスポートの世界的なイノベーターおよび主要なソリューションプロバイダーです。全世界のあらゆる人々に平等なデジタル機会を創出するというビジョンを掲げ、無線接続を用いながら堅牢でファイバー接続のような接続品質を提供することで、あらゆる場所に通信機能を提供します。また、迅速に導入できるワイヤレスバックホールおよびフロントホールソリューションにより、オペレーターやサービスプロバイダーが運用効率を向上させ最終顧客の体験品質を向上できるように支援します。Ceragonの顧客は、サービスプロバイダー、公的安全機関、政府機関、公益事業会社等で、同社のソリューションを利用して5Gおよび4Gブロードバンドのワイヤレス接続、ミッションクリティカルなマルチメディアサービス、安定した通信、アプリケーション等を高い信頼性をもって迅速に提供しています。Ceragon独自のマルチコア技術とワイヤレストランスポーへのWhite Boxのアプローチは、無線スペクトルの利用効率を最大限に引き出しつつ、消費電力、設置場所のコスト、設置作業のコストの全てを最小限に抑えながら、5Gおよび4Gネットワークに向けた、高い信頼性、迅速な導入、大容量のワイヤレストランスポートを提供します。インフラ導入のコストダウンと、容易で迅速なネットワークの近代化が実現できることから、Ceragonは、5G時代に向けた主要なソリューションプロバイダーに位置付けられています。ターンキーのエンドツーエンドのAIベースのマネージドおよびプロフェッショナルサービスの完全なポートフォリオの提供により、効率的なネットワーク展開と最適化を保証し、お客様に最高の価値を実現します。Ceragonのソリューションは、140カ国以上において、400社以上のサービスプロバイダーと800以上のプライベートネットワークオーナーに導入されています。https://www.ceragon.com/
■IP InfusionについてIP Infusionは、キャリア、サービスプロバイダー、データセンター事業者向けに、ソフトウェアとハードウェアを分離(ディスアグリゲーション)して安価に柔軟にネットワークを構築し、新機能やサービスの実装を迅速に実現するWhite Boxソリューションを提供しています。IP Infusionは、「DANOS-Vyatta edition」および「Commercial SONiC Distribution」のインテグレーター兼カスタマーサービスプロバイダーであると共に、White Box向けネットワークOS「OcNOS」および「ZebOS®」を350社以上の企業に提供しています。IP Infusionは、米国カリフォルニア州サンタクララを本拠とし、株式会社ACCESSの100%出資子会社です。https://www.ipinfusion.com/
■株式会社ACCESSについてACCESS(東証一部:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、放送、自動車、家電、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績15億台を超えるモバイルソフトウェアおよび350社以上の企業への豊富な採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける仮想化技術の開発力とノウハウを活かし、現在、組み込みとクラウド技術を融合したDX/IoTソリューションの開発・事業化に注力しています。アジア、米国、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。https://www.access-company.com/
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