Wi-Fiの「二重ルーター」を解消するには? オンラインゲームでのトラブル防止
「二重ルーター」は利用環境によってはトラブルの一因になる
光回線を利用している家庭にはホームゲートウエイ(HGW)が設置されていることが多い。ルーター機能を備えたHGWにWi-Fiルーターを接続していると、俗に「二重ルーター」と呼ばれる状態になっているケースがある。【ビジュアル解説】Wi-Fiの「二重ルーター」状態はこうして解消
■二重ルーターかどうかの調べ方
二重ルーターの状態でもウェブ閲覧に支障はないが、オンラインゲームなどでトラブルが起きることがある。気になるなら、「tracert(トレースルート)」コマンドを使えば二重ルーターを見抜ける。これは指定したサーバーまでに経由したルーターを調べるコマンド。家庭用ルーターのIPアドレスは通常「192.168…」で始まるので、これが2つあれば二重ルーターというわけだ。
■機能をアクセスポイントに切り替える
二重ルーターを解消する際は、HGW側のルーター機能をオフにすると「ひかり電話」などが使えなくなるため、Wi-Fiルーター側を切るのが原則。ルーター本体や設定画面でアクセスポイントやブリッジと呼ぶモードに切り替えよう。Wi-Fiルーターにはほかのルーターを識別して、自身の機能を自動オフにする製品もある。とはいえ、実際に支障がなければ二重ルーターを解消する必要性はそれほどない。速度低下への影響は少なく、ファイアウオール機能が二重になって安全性が高まるメリットもあるからだ。(ライター