ニュース 新型iPad mini発表。全画面デザインでUSB-CとApple Pencilに対応
Appleが9月15日2時(日本時間)に開催したイベントにおいて、第6世代となる新型iPad miniを発表しました。ディスプレイは8.3インチに拡大し、iPad ProやiPad Airと同様の全画面仕様に。物理的なホームボタンは廃止されましたが、iPad Airと同様に、本体上部に搭載する電源ボタンにTouch IDを搭載します。また、Lightningポートも廃止され、代わりにUSB Type-Cとなりました。そして、第2世代のApple Pencilに対応したのも大きな変更点です。iPad miniはこれまで、ボリュームが本体右側面にありましたが、これが本体上部に移動。空いた右側面でApple Pencilの充電が可能です。
8.3インチのLiquid Retinaディスプレイは、500nitの明るさにP3の広色域、反射防止スクリーンコーティングにTrue Tone対応。スピーカーもステレオスピーカーになり、動画視聴も快適に行えそうです。プロセッサには、新しいA15 Bionicを搭載。Appleによれば、前世代のiPad miniと比較して、CPUパフォーマンスが40%、GPUパフォーマンスは80%向上しているとのこと。機械学習(ML)機能も16コアのニューラルエンジンと機械学習アクセサレーターにより、前モデルの2倍の速度でMLタスクを実行できます。カメラもアップグレードされており、バック・フロントとも12MPに。また、超広角のフロントカメラでは、iPad Proと同じくCenter Stageが利用可能になりました。ビデオ通話時など、ユーザーが動き回ってもカメラが自動的にパンしてユーザーを中心に捉え続けるほか、他の人が画面に入るとそれを検知し、全員が写るようにスムーズにズームアウトします。Focus Pixelsを備えた12MPのバックカメラは、True Tone flashも搭載。暗所でも綺麗に撮影できるとしています。無線関連では、WiFi6に対応したほか、Wi-Fi + Cellularモデルでは、5Gに対応。もちろん、引き続きLTEとeSIMもサポートします。本体カラーはスペースグレイ、ピンク、パープル、スターライトの4色。本体カラーに合わせた新しいSmartFolioカバーも用意されます。発売は9月24日。Appleストアではすでに予約が開始されており、価格は64GBのWi-Fiモデルが5万9800円、Wi-Fi + Cellularモデルは7万7800円。256GBは、それぞれ7万7800円と9万5800円となっています。なお、SmartFolioカバーは7480円です。
山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
最終更新:Engadget 日本版