Intelの新CPUが相次いでアキバ店頭に並ぶ! AMDの動向は?
新ラインアップの登場を知らせるドスパラ秋葉原本店のPOP
年明け早々の1月5日、Intelから第12世代Core iシリーズの追加ラインアップが8モデル投入された。各モデルの仕様と価格は以下の通りだ(税込み、以下同様)。【写真】新しい第12世代Core iシリーズ・「第12世代Coreプロセッサ(Alder Lake)」にモバイル向け製品登場 デスクトップ向け追加ラインアップも
人気候補はCore i5-12400? 最安のCore i3-12100Fは枯渇状態
8モデルともCPUクーラーが付属しており、先行して登場した上位モデルと同じくDDR5-4800とDDR4-3200のデュアルチャンネルに対応する。入荷数に関しては、どこのショップでも潤沢とのコメントは聞かれなかった。とりわけ最安モデルの「Core i3-12100F」は週末を待たずに売り切れなっているショップが大半で、次回入荷のメドも見えていない。 第12世代全体の現在の売れ行きでは、先行して出回っている「Core i7-12700K」(5万4000円前後)や「Core i5-12600K」(3万9000円前後)などの上位モデルが挙げられることが多いが、今後のヒット候補としては「Core i5-12400」と「Core i5-12400F」を推すショップが複数あった。 パソコンSHOPアークは「PBP(Processor Base Power)が65Wで、価格も3万円以下というのが魅力ですよね。シングルスレッドの性能をみれば、旧世代のCore iシリーズや第3世代Ryzenに匹敵する力があるので、ライトな作業の多いオフィス用マシンや、軽めのゲームマシン用CPUとして支持が集まるんじゃないかと思います。ミドルレンジの選択肢が増えるタイミングですから」という。
1.5万円切りモデルも――H670/B660/H610マザーが一斉デビュー
CPUの追加ラインアップと同時に、第12世代Core iシリーズに対応する新しいチップセットを搭載したマザーボードも登場している。チップセットはIntel H670/B660/H610の3種があり、いずれもIntel Z690の下位に位置付けられる。 対応するマザーボードはASUS JAPANやMSI、ギガバイト、ASRockから売り出され、価格は1万5000円弱から3万4000円前後までと幅広い。 最安クラスはASUS JAPANのH610マザー「PRIME H610M-A D4」とギガバイトのB660マザー「B660M DS3H DDR4」がともに1万5000円弱で並ぶ。 Intel H670は、Z690からオーバークロック機能を省いてPCIe 3.0レーン数やUSB 3.2のサポート数を減らした仕様となっている。B660はさらにSATAやDMI 4.0レーンを減らし、RAIDサポートも省いており、H610はPCIe 4.0とUSB 3.2 Gen 2x2が非対応となる。 ドスパラ秋葉原本店は「これまで第12世代はZ690マザーのみで、最安が2万3000円前後という状況でした。2万円以下のラインアップがグンと増えたので、ミドルクラスやエントリークラスのマシンを組むのも現実的になってきたと思います」と新マザーのラッシュを歓迎していた。