iPadから高音質で音楽を聴くなら断然「AirPlay」利用がオススメ
iPadから高音質で音楽を聴くならどんな方法を選ぶのが最適か?
iPadユーザーが音楽を聴くソースとしては、Apple Musicなどの定額音楽配信サービスが定番かもしれません。またYouTubeも広い意味では音楽リスニングのソースとして定着しています。【細部の画像・設定画面などすべての写真を見る】前回はイヤホンを通じてiPadで高音質で音楽を聴く方法を紹介しましたが、今回は快適さや使い勝手の観点から、自宅などでのスピーカーによる音楽リスニング方法を考えていきます。最も簡単な方法は、iPadの内蔵スピーカーで聴くことです。機種によっては内蔵スピーカーの音質も侮れず、僕が最近購入した「11インチiPad Pro(第3世代)」(2021年モデル)は4スピーカーによるステレオ再生で、音の厚みや低音のパワーもあり、結構いい音で聴かせてくれます。でも、もっと高音質で聴きたいと思ったら、あるいはモノラルスピーカーしか備えていないiPad(無印)ユーザーの方には、外部スピーカーの用意をおすすめします。
Bluetoothスピーカーはとにかくお手軽さが魅力
Tribit「StormBox Pro」
iPadやスマホユーザーにとって最も手軽に扱えるのは、Bluetoothスピーカーでしょう。Bluetoothとは10m以内程度の近距離通信向けのワイヤレス技術で、ワイヤレスイヤホンなどと同じ仕組みで接続できます。Boseやソニーなど業界大手ブランドからも発売されていて、ほとんどの製品がバッテリー内蔵でアウトドアにも持ち出し可能。数千円から数万円まで幅広い価格の製品があります。今回用意したのは、以前レビューしたTribit「StormBox Pro」(実勢価格:9999円)。数千円といったもっとお手軽なスピーカーもありますが、使用するiPad Proの内蔵スピーカーが優秀なこともあり、音質アップを考えるならやはり1万円クラス以上のスピーカーの方がいいですね。スピーカーをペアリングモードにしてiPadの「設定」画面から製品名を選択すれば接続完了。一度ペアリングすれば、Apple MusicやYouTubeはもちろん、その他のアプリの音や通話音声まで、すべての音をスピーカーから流せます。パワーとリッチな重低音再生は、外部スピーカーではないとやっぱり得られません。