京セラ、操作性やセキュリティを強化したモノクロA3複合機「TASKalfa MZ4000iシリーズ」
京セラドキュメントソリューションズジャパン株式会社は22日、モノクロA3複合機の新製品として、「TASKalfa MZ4000i/MZ3200i」の2モデルを4月1日に発売すると発表した。 新製品は、2018年4月に発売したモノクロA3複合機「TASKalfa 4012i/3212i」の後継モデル。新しいユーザーインターフェイスにより使いやすさを向上したほか、セキュリティの強化、無線LAN機能の強化などを行っている。 製品には10.1インチの大型操作パネルを採用し、新しいユーザーインターフェイスを採用。例えば、操作パネルは視認性を高くするために使用する色数を少なくし、アイコンやグラフィックをシンプルにすることにより、直感的な操作を可能にした。 セキュリティ面では、複合機の起動時にプログラムの改ざんを検知するSecure Bootや、稼働時に改ざんを検知するRun-time integrity checkに加え、あらかじめ実行を許可されたプログラムをリストで管理して、リストにない不正なプログラムの実行を禁止するAllow Listingに対応。また、セキュリティに関するイベントを記録し、その記録を外部サーバーに送り、不正なアクセスや機密情報の流出などが疑われる動作を監視するSIEMにも対応した。 このほか、TLS version 1.3への対応や、市場要望が多いHDDの7回上書き消去機能を採用するなど、A3複合機でトップクラスのセキュリティ強化を図ったと説明。セキュリティ設定をより簡単に利用できるよう、各種設定をセキュリティレベルに応じて1クリックで簡単に変更できる3段階の簡単設定機能も搭載する。 無線LANについては、安定的に通信を行うことができる5GHz周波数帯にオプションで対応。Wi-Fi Directについても、これまでの最大3台から10台に接続数を拡大した。 原稿送り装置については、書類の電子化業務が多いユーザー向けの高速スキャンタイプや、原稿の重送検知機能やステープル検知機能を搭載したタイプなどを新たに追加。用途に応じて、4種類の中から選択できる。 製品の価格(税別)は、連続プリント速度(A4ヨコ)40枚の「TASKalfa MZ4000i」が132万円、32枚の「TASKalfa MZ3200i」が92万円。
クラウド Watch,三柳 英樹
最終更新:Impress Watch