日本で台湾の旧正月を楽しもう! 東京周辺エリアで「団欒飯」が味わえる中国料理店4選
豪華なご馳走が並ぶ台湾の旧正月の料理
日本でもすっかりお馴染みとなった言葉「春節」。ニュースでもよく耳にする言葉です。もうすぐ中華系の国や地域では「春節」がやってきます。春節とは日本でいうところのお正月休みのことで、「旧正月」とも言われるもの。旧正月は西暦ではなく、月の満ち欠けを元にした中国の太陰暦が使われているため、毎年日にちが変わります。2022年は、1月31日が大晦日、2月1日が旧正月、その約1週間のお休みの期間が旧正月、春節となります。旧正月を楽しめる中国料理すべての画像 台湾でも1年に1度のお待ちかね、みんな楽しみな旧正月。大晦日には家族や親戚一同が集まり、一家団欒を過ごします。そんな時台湾では、どんなものを食べているのか、ちょっと気になりますよね。日本のようにお節料理のようなものはあるのでしょうか。
台湾の旧正月の過ごし方とは?
おもちや粽(ちまき)、水餃子などが正月によく食べられる
台湾の大晦日には家族が集まり、まずは先祖に供養。テーブルには、いつもより豪華な料理が並びます。でも実は日本のように、年越し蕎麦やお節料理といった定番料理は少なくて、地域や中国大陸の出身地によって、料理が異なるのだとか。言うなれば、各家の伝統のご馳走がドーンと並ぶ「団欒飯」というイメージです。 それでも共通してよく食べられるのが水餃子。これは水餃子の形が、中国で使われていた古銭の元宝(げんぽう)に似ていることから縁起ものとされ、お正月に食べることで、お金に困らないようにとゲンを担いだもの。ほかにもゲン担ぎは多数あり。例えば「年々有余」という言葉は、年々余裕のある生活が送れるようにという意味ですが、この中の一字の「余」と「魚」が同じ発音であることから、魚料理もよく食べられます。また、丸いものは「絆」を表し、皆で円になって囲む火鍋やもちなども縁起が良いとされる料理です。 縁起が良くて、豪華な料理とくればぜひ食べてみたいもの。今回は東京と東京近郊で、台湾の旧正月料理が食べられるレストランを紹介します。
台湾江浙料理の高級店『點水樓(ディエンシュイロウ)』(四谷)
「5点セット」17500円(税込み)※時価により価格改定が行われる可能性有り
最初は、新宿の高級台湾江浙(こうせつ)料理店『點水樓(ディエンシュイロウ)』です。『點水樓』は台北でも有名な高級台湾江浙料理店。台湾版ミシュランと呼ばれる「台湾レストラン評価」で、2度の5つ星を獲得しています。こちらは日本ではまだ珍しい、中国東部の江蘇省・浙江省で発祥した伝統的な料理の「江浙料理」が食べられるレストラン。出来立てを味わってほしいと、テイクアウトはしていません。が、この度春節をお祝いして5つの料理を期間限定で、新宿伊勢丹にて販売予定(2022年1月26日~2月1日)。高級店の味を簡単に自宅でも味わえます。