Galaxy Z Fold3/Flip3の特徴と、サムスンの狙い
サムスン電子は、オンラインの新製品お披露目イベントで、フォルダブルスマホの最新モデルとなる「Galaxy Z Fold3 5G」と「Galaxy Z Flip3 5G」の2機種を発表しました。
同社のモバイル通信部門の社長を務めるTM・ロー氏は、2機種を指し、「これがモバイルとっての新しいスタンダードで、新しいメインストリームのスマートフォンになる」とその狙いを語っています。
Galaxy Z Fold3/Flip3の特徴と、サムスンの...の画像はこちら >>サムスン電子は、Galaxy Z Fold3/Flip3 5Gの2機種を発表した
ロー氏のコメントの通り、サムスン電子はGalaxy Zシリーズ2機種を、やや特殊な端末という位置づけから、メインのフラッグシップモデルの1つに“格上げ”しました。サムスン電子はこれまで、春にGalaxy Sシリーズ、秋から冬にかけてGalaxy Noteシリーズを投入してきましたが、2021年は後者のNoteシリーズの発表を見送っています。代わりに標準的なフラッグシップモデルの座についたのが、Galaxy Zシリーズ2機種だというわけです。Galaxy Zシリーズが新しいメインストリームのスマホだと語ったサムスン電子のTM・ロー氏
フォルダブルスマホをスタンダードにしようという意気込みは、2機種の価格からも伝わってきます。特に驚かされたのが、縦折りのフリップ型端末であるGalaxy Z Flip3 5G。同端末の米国での価格は999ドルで、フォルダブルスマホとしては初めて1000ドルを下回る安さで発売されます。日本に投入するかどうかや、価格が円換算でいくらかになるのかは不明ですが、少なくとも、昨年発売された「Galaxy Z Flip 5G」より割安になることは間違いないでしょう。【次のページ】米国での999.99ドルという価格は、春に発売された「Galaxy S2...