10コア「Core i9-10900K」をTSUKUMOのゲーミングPCでテスト、全コア5GHz超え動作の場面も
Core i9-10900Kプロセッサ
Core i9-10900KはComet Lake-Sの最上位で、前世代のCoffee Lake-Sで同ポジションにあたる「Core i9-9900K」からコア数が2つ増えて10コアとなっているほか、ベース/ブースト時クロックともに引き上げられている。それに合わせてTDPも95Wから125Wへと高く設定されている。
ブースト時の動作も手が加えられており、「Turbo Boost Max Technology 3.0」による一部コアの高クロック動作や、CPU温度と電力に余裕があればシングルおよび全コアを高クロックで動かす「Thermal Velocity Boost」を新たに備えている。
Core i9-10900Kの場合、Turbo Boost Max 3.0の最大クロックは5.2GHzだが、Thermal Velocity Boost有効時はシングルコア5.3GHz、全コア4.9GHzまで上昇する。
CPU-Zの情報CPU-Zのキャッシュ容量HWiNFOのプロセッサ情報(パワーリミット)HWiNFOのプロセッサ情報(動作倍率)製品仕様の違いは以下の表のとおりだ。なおCoffee Lake-Sでは、8コア/16スレッドでベースクロック4GHz/ターボクロック5GHz(TDP127W)の特別モデル「Core i9-9900KS」も販売されているため、比較表に含めている。
モデル | Core i9-10900K | Core i9-9900K | Core i9-9900KS |
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製造プロセス | 14nm | ||
プロセッサファミリー | Comet Lake-S | Coffee Lake-S | |
コア/スレッド数 | 10コア/20スレッド | 8コア/16スレッド | |
ベースクロック | 3.7GHz | 3.6GHz | 4GHz |
シングルコアターボクロック | 5.3GHz | 5GHz | |
全コアブーストクロック | 4.9GHz | - | |
L3キャッシュ | 20MB | 16MB | |
内蔵GPU | Intel UHD Graphics 630 | ||
TDP | 125W | 95W | 127W |
ソケット | LGA1200 | LGA1151 |