ルーターを使ったテレワークの注意点
自宅でのテレワークが広く実施されるようになってきましたが、「本当に自宅のネットワークから仕事をして大丈夫なの?」と不安を感じている人も少なくないことでしょう。
本連載ではバッファロー「WXR-5950AX12」を例にWi-Fiルーターの設定を紹介していくが、どのルーターでも基本的には共通する内容だ普段、オフィスで利用しているルーターをVPNサーバーとして利用するケースはもちろん、テレワークをする場所のルーター、つまり自宅で使っているルーターもきちんとセキュリティ対策をしておかないと、第三者による攻撃や、IoT機器をターゲットとしたウイルスによって、情報漏えいなどの被害に遭ってしまう危険があります。
本連載では、テレワークに活用できそうなルーターの便利な機能を紹介するとともに、それらの機能を使う上でチェックしておきたいセキュリティ設定について解説します。
まずは、簡単な診断として、以下のチェックリストを確認してみましょう。必ずしも全てが「はい」になる必要はありませんが、各項目がどのような意味を持っているのかを理解しているかどうかが重要です。
なお、今回は、時期的にテレワークをテーマにしていますが、これら項目のチェックはオフィスや家庭で普通にルーターを利用する場合にも重要です。家のルーターの設定も、この機会に見直しておきましょう。
1 | 管理者パスワードを複雑な文字列に設定しているか? | □ |
2 | ファームウェアは最新か? | □ |
3 | Wi-Fi接続用のパスワードは複雑か? | □ |
4 | インターネットから管理画面にアクセスできる状態ではないか? | □ |
5 | 不要なDynamic DNSが有効になっていないか? | □ |
6 | VPNサーバー機能は適切に設定されているか? | □ |
7 | IPv6のフィルターは適切か? | □ |
8 | ポート変換やDMZの使い方は適切か? | □ |
9 | ログはきちんと記録されているか? | □ |
10 | ディスク共有は使っているか? | □ |