リーバイスに学べ 出遅れてもなお老朽化したERPを刷新すべき理由:CIO Dive
この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。
ERPのモダナイゼーションは、どの企業にとっても難しく、コストがかかり、退屈な作業になりかねない。特にカスタムメイドのレガシーシステムが定着している老舗企業や、買収した企業で使われていたERPにまだ触れていない場合は特にそうなりがちです。
乗り遅れた企業にとってERPのモダナイゼーションは難易度が高いが、着手しなければ競合他社に完全に追い抜かれる可能性がある。最近は調達やサプライチェーン関連のロジスティクスでその傾向が見られる。
サプライチェーン・マネジメント協会の企業開発担当エグゼクティブバイスプレジデントであるピーター・ボルストルフ氏は「(ERPを刷新しなければ)競争力を維持できずに倒産するか、誰かに食い物にされて生き残れない」と話す。
最新のサプライチェーンとERPは、企業がサプライチェーンの混乱に対処して「製品がいつ、どこにあるのか」「顧客の期待をどのように設定するか」を理解するのに役立つ。
CTO(最高技術責任者)はレガシーシステムの後れを知らないわけではなく、追い付くのに苦労している。
1675人のCTOとエンタープライズアーキテクトを対象にしたBoomiの調査では(注1)、94%がレガシーテクノロジーの刷新にコンポーザブルなERPを採用していると回答したが、半数以上がプロジェクトの失敗を報告している。調査によれば、その原因として「予算の制約」(38%)、「複雑なハイブリッドIT環境」(37%)、「レガシーテクノロジーに関連するプロセス障害」(35%)が挙がった。
続きを閲覧するには、ブラウザの JavaScript の設定を有効にする必要があります。© Industry Dive. All rights reserved.