ASCII.jp 自宅回線をNURO光に替えてTP-Linkのメッシュルーター「Deco M5」を衝動買い
TP-Link社製のメッシュWi-Fiシステムは複数台の「Deco M5」を室内に適正配置することで、Wi-Fi電波の微弱な谷間をなくすシステムだ。中継ルーターなどとは異なり唯一無比のSSIDを持ち、デバイスを持ったユーザーが住居内をあちこち移動しても、確実なローミングで安定したネットワーク環境を実現してくれる、次世代の無線ネットワークシステムだ。Deco M5にはそれぞれACアダプターが必須だが、サードパーティーから発売されている“TP-LINK DECO M5 壁掛けホルダー”などを活用すれば、床置きではなく、ACコンセントからハングするコンパクトな設定も可能だ
自宅の回線をNURO光に替えてTP-Linkのメッシュルーター「Deco M5」を衝動買い
筆者は横浜から上野にある現在のマンションに越してきて丸15年が経つ。入居してすぐに初代の管理組合のメンバーをしていた時に、インターネット回線としてUSENの「BROAD-GATE 01」を引き、9月までずっとお世話になっていた。
15年前に入居した筆者宅では入居前に、筆者のパソコン部屋から全部屋にイーサネットケーブルを引き回した。Wi-Fiに交じってまだまだ有線LANも使用したネットワークシステムだ
ところが、8月に管理組合から「NURO光」のサービスも使えるようになったと案内があり、説明会を聞いて即刻申し込んだ次第だ。なにより、今よりスピードが速くなって、加入者の数によっては月額費用が現在の4400円から1900円に下がるという。
これは、今のネット料金より月に2500円も安くなる計算だ。昨今流行りの大盤振る舞いのQRコード決済でも、あちこちのクーポンをかき集めても、今時毎月2500円も安くなるサービスは地球上に存在しないと思っている。
かくして、無事に我が家に光ファイバーを直接引くことになったが、光ケーブル引き込み工事の当日になって、USENを引いていた筆者のパソコン部屋にはどうしても配管の関係で引き込めないという一大事が起こった。
筆者は今のマンションに入居前に特別追加料金を支払い、パソコン部屋からその他の部屋すべてにイーサネットを引いていた。昨今は高速なWi-Fiがあるとはいえ、まだまだイーサネットの出番が無いわけではない。今回はNURO光を諦めるか、別の部屋なら引けるかも……という2択で悩んだ末、パソコン部屋とは廊下を挟んだ筆者の寝室に光ファイバーを引き込むこととなった。
NURO光の工事業者が悪戦苦闘したが、USEN BROAD-GATE 01のイーサネットが来ていた壁面ポートにはなぜかどうしても光ファイバーケーブルが届かず、結局廊下を隔てた向かい側の寝室に引き出すのがやっとだった
今まで使っていた一部のデバイス用の有線LANさえ諦めれば、成長最中のWi-Fiなので、まず問題は無いだろうというのが結論だった。そして、人生で初めて見るONU(光ネットワークユニット:Wi-Fiルーター機能付き)とやらの初期Wi-Fiパスワードをスマホに入力して早速、ASCII.jpなどにアクセス。なかなか快適だ。
寝室の壁面まで届いた光ファイバーケーブルをNURO光のONU(ZXHN F660A)に繋いで、まずスマホにWi-Fi初期パスワードを入力してネットにアクセスしてみた
実際にどのくらい早くなったのか知りたくて、USENのBROAD-GATE 01でも使っていたベンチマーク「SPEEDTEST」を起動してみたら、予想どおりUSENのBROAD-GATE 01の数倍近く速い。これで毎月2500円も安くなるなら最高だった。
ダウンロード、アップロードとも予想通り快速だった。しかし、ONUを設置した部屋から離れてリビングルームに行くとWi-Fi電波が弱くスピードもイマイチだった