MacBook Proが一新。M1 Pro/MaxやミニLEDディスプレイ搭載
新チップM1 Pro/Maxを搭載
M1 Pro/Maxは、Macのために設計された初のプロ向けチップ。システムオンチップ(SoC)アーキテクチャを採用し、ユニファイドメモリと増加したメモリ帯域幅により、クラス最高のワット当たりのパフォーマンスと高い電力効率を実現するという。
M1 Proは、8つの高性能コアと2つの高効率コアから成る最大10コアのCPUと、最大16コアのGPUを搭載し、従来のM1より最大70%高速なCPUパフォーマンスと、最大2倍高速なGPUパフォーマンスを実現。M1の3倍近い最大200GB/sのメモリ帯域幅を実現し、最大32GBの高速ユニファイドメモリにも対応する。加えてメディアエンジンにProResアクセラレータを追加し、高速で電力効率の高いビデオ処理を実現する。
最上位のM1 MaxはM1 Proと同じ10コアCPUを搭載し、GPUは2倍の最大32コアとなり、M1より最大4倍高速なGPUパフォーマンスを実現。また、M1 Proの2倍、M1のほぼ6倍となる、最大400GB/sのメモリ帯域幅と、最大64GBの高速ユニファイドメモリも装備。3Dアーティストであれば、シーンの中の複雑なジオメトリやテクスチャを楽に扱えるようになるという。
また、M1 Maxには2つのProResアクセラレータを導入して強化したメディアエンジンも搭載。Final Cut Proで4K ProResビデオストリームを最大30本、または8K ProResビデオストリームを最大7本編集できるとする。
Final Cut Pro前世代のハイエンドの13インチモデルとM1 Max搭載14インチMacBook Proを比べると、Final Cut Proでの4Kレンダリングが、M1 Proでは最大9.2倍、M1 Maxでは最大13.4倍高速化。Design DaVinci Resolve Studioでのエフェクトのレンダリングが、M1 Proでは最大3.6倍、M1 Maxでは最大5倍高速化されるという。
Logic ProRedshiftまた、14インチモデルは、これまでより7時間長い最大17時間のビデオ再生に対応。16インチモデルでは、最大21時間のビデオ再生が可能という。