在宅ワーク開始から1年。機材更新で作業環境を大幅アップデート
みんなの在宅ワーク
第49回:941の在宅ワークスタイル
こんにちは、941と申します。
リモートワークが始まって2カ月ほどだった去年の5月、『在宅ワークは使い慣れたものが一番』という内容で、「みんなの在宅ワーク」に寄稿させていただきました。
あれから10カ月が経ち、作業環境をいろいろとアップデートしましたので紹介させてください。
1年で作業環境をさらにアップデート
全体的に「作業エリアを広くして普段の仕事を快適に」をテーマに拡張したり変更したりしています。アップデート項目としてはこんなかんじです。
現在の作業環境はこういった感じです。
横95cm・奥行き55cmにギュギュッと詰め込んでいます変わったのは、見える範囲だとこうです
ビフォーアフターメインであるMacBook Proはブラウザーを開いて利用し、メールや細々とした確認用。外付けの23インチディスプレイを作業用のメインとして利用していて、企画書を書いたり画像処理をしたりしています。キーボードの近くにあるiPad Air3は10.5インチとやや小さいので、Slackなどのチャット専用にしています。
というわけで、ここからは変更・追加したものについて1つずつ紹介していきたいと思います。
今まで使っていたキーボードやマウスを入れ替え
変更ポイント(1) PCスタンド
MacBook Proは机上用PCスタンドを使っていましたが、わりと場所を取るのでラップトップスタンドに変更しました。
ラップトップスタンドは折りたたみもできて持ち運びも簡単でオススメです変更ポイント(2) USBハブ
以前は「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK TB3 マルチUSB-Cハブ」というのを使っていたんですが、USBポートを2つ使ってしまうのと、有線LANが動作しないなど不安定だったので、「Anker PowerExpand 8-in-1」に変更しました(購入時価格6745円)。
有線LAN、USB-C、USB-A×2、HDMI、SDカード&microSDカードの使用が可能で、最大85WでPCを充電できます。これだけできて1つしかポートを使わないのが素晴らしいですね! ハブのポートはほぼ全て使い切っており、個人用として使っているポートが2つしかないM1 Macにいつでも切り替えられます、ありがたい。
配線がわりとゴチャっとしてしまうので配線を美しくする方法を検討中変更ポイント(3) キーボード
10年ほど使った静電容量無接点方式キーボードの「REALFORCE TKL / R2TL-JP4-BK」がとても気に入っていたので、同じ方式の新型「REALFORCE for Mac テンキーレス PFU Limited Edition PZ-R2TLSA-JP4M-BK」というやつに変更しました。パームレストはオマケで付いてきました(購入時価格3万1350円)。
専用の設定ツールを使ってキーのカスタマイズや感度を調節できたり、キースペーサーをセットして深く入り過ぎ込まないようにしたりできます。タイピングするときの打鍵感がめちゃくちゃいいのでオススメです。
「Happy Hacking Keyboard」と悩みましたが、矢印キーが物理的に欲しかったので満足しています変更ポイント(4) マウス
マウスをロジクールの「MX Master 3 MX2200sMG」に変えました。マウスとしては高価なので躊躇していましたが、長く使うものだし生産性にダイレクトに効くので買いました(購入時価格1万3500円)。
本体カラーは黒に飽きてきたのでミッドグレイを選択したところ、実物はガレージキットの着色前みたいな質感だったのでちょっと失敗した気がします。
Bluetooth接続できたりホイールが作り込まれていたりと性能面では満足していますが、私の環境ではMacとの相性がいまいちで、「Logi Options」というDock上で非表示にできない専用ツールを立ち上げておかないと各種機能が使えません。
物理的に高さがあるので、手が大きめの人じゃないとしっくり来ないかもしれません新たにウェブカメラやスピーカーを導入して作業環境を向上
追加ポイント(1) ウェブカメラ
今まではMacBook Pro内蔵のカメラを使っていましたが、新たにロジクールの「StreamCam C980GR」を追加しました。発売された約1年前は1万8500円程度でしたが、私が購入したときの価格は1万4800円と、少し安くなってきました。
リモート会議普及によるウェブカメラ特需も落ち着き、安くてよさそうなものがほかにもたくさんありますが、フルHD 1080P 60FPSという高解像度なのとサポートがしっかりされるのが魅力です。Logi Captureという専用ツールを使うと解像度やFPSの変更、顔追尾の自動フレーミングなどができますが、リモート会議で使う場面が多いので専用ツールを立ち上げることは現状ほぼありません。
ディスプレイに載せて使うノウハウがしっかり生かされた作りで安定していますローカルで表示したZoom画面のキャプチャです。ザラつきが少なく、PC付属のカメラよりも明らかにクオリティが高いです追加ポイント(2) スピーカーとiPadを追加
リモート会議で「自分が発言しなくてもいいもの」があったり、作業中に音楽を聞いたりするときのためにスピーカーが欲しいと思っていたので、「Bose Companion 2 Series III」を購入。あえてBluetooth接続ではなくケーブルで接続するタイプを選択したため、物理的に場所を取ってしまいますが低音が強めのBoseサウンドが好きなので満足しています(購入時価格1万2600円)。
iPadは外付けディスプレイとしては小さい10.5インチのiPad Air3で、今はSlackだけを表示しています。MacのSidecarという機能で接続しているのですが、Wi-Fiでつなぐと動作が重くなる傾向があるのと、USBハブを経由すると画面が明滅するなど動作が安定しないので、MacのUSBポートに直接接続しています(個人用のM1 Macはディスプレイを1出力しか出せないのですが、試してみたところSidecarを使えば同様の構成を実現できました)。
スピーカーが思いっきりディスプレイで隠れているので位置を調整しようと検討中です追加ポイント(3) 骨伝導イヤフォン
リモート会議ではマイクとオーディオは別のデバイスにすることで聞き取り易さがかなり向上するので、「audio-technica AT2020USB+」というマイクにBoseの「QuietComfort 20」というインイヤー型のイヤフォンを接続して使ていたのですが、長時間になると耳が痛くなることがあるので、「AfterShokz Aeropex」という骨伝導イヤフォンを導入してみました(購入時価格1万7600円)。
骨伝導タイプを使うのは初めてですが、耳が痛くならないのですごいですね! しかし、体質によると思いますが私の場合は1時間くらいで頭が痛くなってしまうので、根本的な解決にはなりませんでした。ヘッドフォンタイプは合わないし、快適なイヤフォン探しの道は続きそうです。
現状、イヤフォンは3つくらいでローテーションして使っています作業環境を整備して満足していますが、ディスプレイまわりは改善の余地があるなぁと感じていて、今は49インチの曲面ワイドモニターが気になっているところです。
941の在宅ワーク環境941
インターネットでは941と名乗っていることが多く、いろんな会社に行ったりするブログ書いてます。普段はIT系の会社で技術系イベントの企画や運営などを担当してます。「家電 Watch」でイクメンコラムを書いてたりするガジェット好きな40代です。