ブラックライトで遊ぼう!
UVライトは汚れや傷の発見にも使われたりします。たとえばヒトの歯や爪、血液や尿もUVライトで光りますので、血痕や尿汚れをUVライト照射で見つけることができます。ということは、人体にも蛍光物質が含まれているわけですね。蛍光物質とか言うと何だかヤバげな物質かなと思ってしまいますが、そういうわけではありません。実際、日常口にする食品にも蛍光物質が含まれていますし、それらは有害ではありません。UVライトを照射すると意外なほど光る食品もありますヨ♪
さておき、面白いし実用的なのが、UVライトによる「汚れの発見」です。皮脂汚れや体液の痕跡、それから前述した尿の跡など、いろいろな汚れを見つけることができます。見つかり過ぎて掃除が終わりません。どんなふうに見つかるのか、怖い物見たさ半分で見てみましょう~♪
なお、UVライトが汚れを浮かび上がらせる様子ですが、ナゼか肉眼ではハッキリ見えまくりなんですけど、写真には写りにくいものが大半でした(汚れが付着する部分に蛍光染料が含まれているケースが多いからかも)。なので、よりよく見えるよう、写真に強めの処理を施しつつ、赤矢印で示してあります。
流し台付近。UVライトで照射すると点々とした汚れが見つかります。写真では1つですが、肉眼だと多々見えちゃってウンザリです。ベッドのシーツ。謎のシミが見つかってしまいました。即シーツ交換!カーテンの下端。落下した液体が付着した痕跡を発見。なんでしょう?トイレの便器下部。一見、汚くは見えませんが……UVライトで照らすと液体が流れた痕跡がいくつも。実際はもっとハッキリ、たくさん見えてしまって絶望的な気分です。たぶん洗剤や尿。温水洗浄便座のヒンジ部分。白とピンクに色分けされているような箇所は、恐らく洗剤を広範囲で拭き忘れた跡だと思います。上のピンク色は尿汚れかもしれません。手荒い用蛇口の上部で、この真上に手を拭くタオルがあります。ピンクに見える点々は全て汚れ。手を拭いた飛沫がここに落ちているものと思われます。写真ではわりと地味に見える「隠れた汚れ」ですが、肉眼だとかなりハッキリ見えまくりで衝撃的です。マジかよ~俺んち汚ねぇ~! トイレの壁なんか照らすと……!
非常に興味深いですし、掃除すべき箇所が文字通り浮かび上がりますので、実用的なUVライト活用法です。なのですが、実際にやると「こんなところまで汚れていたのか!」と驚き過ぎの結果となりがち。なので、ヤルかヤラナイかはご自身でご判断を。
ともあれ、いろいろ遊べるし、けっこう実用的なUVライト。最近ではLEDタイプのものが入手しやすい価格帯になってきました。興味があれば、使い方に注意しつつ、ぜひお試しください。