デカいプールを買ってみた。後悔したけどサイコーだった
なぜ空気を入れないフレームプールにしたのか
購入したのはINTEXのフレームで支えるタイプのプール「RECTANGULAR FRAME POOLS」。家庭用のファミリープールというと、空気を入れて膨らませて使うビニールプールが思い浮かぶが、あえてそういったプールは避けた。
「INTEX RECTANGULAR FRAME POOLS」なぜなら、ここ数年、筆者宅に導入した空気を入れるタイプのビニールプールはことごとく1シーズンで使い物にならなくなっていたからだ。使い始めの数回はいいが、そのうちどこかに穴が開いてしまう。空気を入れても1、2時間もすればしぼんでしまうから、そのたびに何度も空気を補充する。どこに穴が開いているのかもわからないので修繕もできない。
新しいプールを買ってはそのシーズンのうちに穴が開き、だましだまし2シーズンくらい使って廃棄する。そんなことばかりが続いたので、もう二度と同じ過ちは繰り返さない、と心に誓った。
ちなみにこれまでは、空気入れを使わず、口で息を吹き込むスタイルを貫いた。炎天下でセッティングすると酸欠と熱中症で倒れそうになるのも、もうこりごりである。電動空気入れを使え、という話ではあるけれど、プールを買い替えるたびに空気穴の形状が違ったし、プール本体がすぐ使い物にならなくなったことを考えれば、結果的に無駄な買い物をせずに済んだとも言える。
いずれにしろ頭に血を上らせながら空気を入れるのはもうご遠慮願いたいので、今度は空気を入れずに使えるフレームプールをチョイスしたわけだ。しかしながら、INTEXのプールを選ぶうえでは、サイズの選択肢が少ないことに気を付けなければいけない。
いや、正確に言うとINTEXのプールのバリエーションはとても多い。ごく一般的な日本の住宅・土地事情に合ったプールの選択肢が少ない、と言えばいいだろうか。つまり、どれもだいたいデカいのである。
一番小さいものは約1.2m四方だが、さすがにそれだと小さすぎる。その次のステップは直径約1.8mの円形プール。でも、これだとあまり広いという感じはしない(内径はもっと小さいと考えられる)し、結局空気を入れるタイプになってしまう。しかしその上になると、一気に2m、3m、4m超というサイズ感になっていく。
プールを設置できそうなのは玄関前の駐車場。左奥に玄関扉があるので、その開閉も考えると余裕は全然ない我が家の場合、プールを置けるのは玄関のすぐ前、せいぜい2.1×2.4m程度のスペース(玄関扉の開閉を考えるともっと狭い)。そういう事情のなかで、可能な限り広々としたプールを、となると、幅2.2×1.5m、深さ60cmというサイズのフレームで支えるタイプのプールしかなかった。
カタログの数値から見た限りでは、本当にジャストサイズ。まあ、すぐ横に駐車しているクルマをギリギリ反対側に寄せれば、あと10~20cmは余裕ができるからなんとかなるはず……と、楽観的に考えて思い切ってポチッたのだったが……。