シャープ、指を浮かせた状態で操作できる「静電ホバータッチディスプレイ」を開発
2021年10月04日 12:35
シャープは、ディスプレイに触れずに、指を浮かせた状態で操作できる「静電ホバータッチディスプレイ」を開発。本ディスプレイを、2021年10月19日から22日まで開催される「CEATEC 2021 ONLINE」に出展。飲食店やショッピングモールなどにおける活用を提案するという。
静電容量方式のタッチパネルを採用したディスプレイ。新開発の高感度タッチコントローラーにより、ディスプレイの表面から最大約5cm離れた位置にある指を高精度で検知し、ディスプレイに直接触れることなく、指を浮かせた状態で操作することが可能だ。手袋をした指もしっかりと検知する。
また、本ディスプレイは、横向き設置に加え、縦向き設置や斜め置きにも対応。ディスプレイの表現力を生かし、画面上に操作ガイドを表示したり、指を検知したら効果音を鳴らしたりすることで、直感的なユーザーインターフェイスを実現する。
画面サイズは、15型程度の中型から、55型程度の大型まで、幅広く展開が可能。店舗のセルフオーダー端末、公共施設・商業施設の受付端末や案内用デジタルサイネージなどに搭載することで、さまざまなシーンにおける“非接触”ニーズに応えられるという。
そのほか、高い水準の衛生管理が求められる食品・薬品工場や手に油や汚れが付着しやすい生産現場などで使用する機器にも応用できる。
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