オーテックジャパンのキャラバン「プロスタイル」や車中泊仕様のディーゼルエンジン車もマイナーチェンジで、エクステリアをリフレッシュ
■「チェアキャブ」「ワークユースビークル」もエクステリアやパワートレーンを一新
2022年2月28日(月)、オーテックジャパンは、日産キャラバンのマイナーチェンジと合わせて、特別仕様車の「プロスタイル」、車中泊仕様車、ライフケアビークル(LV)の「チェアキャブ」「ワークユースビークル」シリーズのディーゼル車をマイナーチェンジし、2022年4月下旬から発売します。
今回のマイナーチェンジは、ベース車のディーゼルエンジン車と同じメニューになっています。
「プロスタイル」、車中泊仕様車、「チェアキャブ」「ワークユースビークル」シリーズのエクステリアデザインをよりダイナミックにリフレッシュしています。
インテリアも黒を基調とした、落ち着いたムードに一新されています。
先進安全装備も強化。歩行者検知機能を含めた衝突被害軽減ブレーキの「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」をはじめ、俯瞰から自車周囲を映し出す「インテリジェント アラウンドビューモニター」、ペダル踏み間違い防止機構の「踏み間違い衝突防止アシスト」などが標準装備されています。
機能面では、運転による疲労を軽減する「スパイナルサポート機能付きシート」を全車に標準化。
パワートレーンも新しくなっています。
新ディーゼルエンジン(2439cc)と7速トランスミッションが組み合わされ、加速性能と静粛性を両立しました。
車中泊仕様車では、従来の「プレミアムGX」に加えて、専用の内・外装が用意された最上級グレードの「GRANDプレミアムGX」が追加されています。
各グレードでシートとベッドシステムの表皮が統一され、インテリアもコーディネイトされています。また、「チェアキャブ」では、車いす固定装置が一新され、操作性の向上が図られています。
各モデルをチェックすると、キャラバン「プロスタイル」は、精悍なエクステリアをはじめ、アクティブなインテリアを備えたプロ仕様です。
外観には、専用装備の15インチアルミホイールをはじめ、存在感を高めるオプションのルーフスポイラーなどが設定され、スタイリッシュな仕立てになっています。
内装には、手入れがしやすく、滑らかで質感の高い専用防水シートがキャラバンで唯一、採用されています。雨の日の作業やアウトドアシーンでも汚れを気にせず使用できます。
車中泊仕様車の「マルチベッド」は、ラゲッジスペースに、左右跳ね上げ式のベッドシステムとフロアパネルを装備。車内での快適な休憩や車中泊にも対応しながら、積載性も兼ね備えています。
ベッドは、荷室全面にわたって展開できるだけでなく、左右に独立させた状態での使用もでき、大きな荷物を積みながら車中泊も可能です。
また、ベッドをベンチとして、オプションのテーブルと組み合わせて使うこともできます。アウトドアや各種アクティビティ、テレワークの仕事部屋としてなど、多様なニーズに応えてくれます。
同じく車中泊仕様車の「トランスポーター」は、フロアの強度と耐久性が向上され、ウインタースポーツやマリンスポーツなどのアウトドアスポーツなどに向くモデル。
フロアは撥水性に優れ、手入れがしやすくなっています。また、オプションのベッドシステムを選択すれば、快適な車中泊にも対応します。
福祉車両の「チェアキャブ」は、簡単なリモコン操作で昇降する全自動リフターが備わり、車両後部から車いすやストレッチャーのまま車内に乗り込める仕様です。
主に福祉施設や病院の送迎用、福祉や介護タクシーのニーズに応えてくれます。
広いキャビンと高いスライドドア開口を活かし、広々した介護スペースと多彩なシートアレンジを実現した3つの仕様を設定。
今回のマイナーチェンジでは、車いす固定装置が一新され、操作性が向上しているそうです。車いすのフレームに掛けるフックが軽量化され、ワンアクションでフックの分離が可能になっています。
従来のベルトタイプからワイヤー式に変更されたことで、固定時間も短縮されるなど、多様な形状の車いすを素早く、容易に固定できるようになっています。
ほかにも、「ワークユースビークル」シリーズとして、「DX 2分割上級セカンドシート」「中温冷凍バン/クールバン」「保冷バン」「リフター付バン」が設定され、ベース車と同様のマイナーチェンジを受けています。
●価格「プロスタイル」:380万4900円〜427万5700円「マルチベッド」:418万5500円〜468万3800円「トランスポーター」:413万1600円〜460万1300円「チェアキャブ」:481万2000円〜521万2000円「ワークユースビークル」シリーズ:344万4100円〜489万5000円
(塚田 勝弘)