アマゾン初の壁掛けスマートディスプレイ「Echo Show 15」で、家族のコミュニケーションをスムーズに
家族の情報共有ボードをスマート化しよう。
Amazon(アマゾン)が新製品を発表。アマゾン印のロボットや子ども向け端末などいろいろ出ましたが、個人的に一番注目したいのが、スマートディスプレイ「Echo Show 15」。壁掛けでの使用を想定しているのが面白いと思います。
Echo Show 15のディスプレイは、15.6インチのフルHD(1,080p)。アマゾン独自設計の次世代プロセッサ、AZ2ニューラル・エッジ・プロセッサを採用。ぱっと見は壁掛けなこともありSamsung(サムスン)のFrame TVをちょっと思い出しますね。壁掛けは縦・横どちらでも可能で、ネジとアンカーが同梱されています。壁掛けマストではないので、専用スタンド(別売)に立てかけても良し。テレビと比べるとサイズが小さくはあるものの、壁掛けには壁の補強が必要かなど工務店や住宅メーカーに確認するのが好ましいとのことで、少々面倒ではありますね。それでも壁掛けをメイン想定にしたのは「家族の中心にAlexa」を鎮座させるため。ちなみにアマゾンオススメの設置場所はキッチンだそう。
Amazon Prime VideoやNetflix、Apple MusicやSpotifyなどのエンタメを楽しめるのはもちろん、ビデオ通話も可能。何よりもウィジェットを使ってメモやリスト、スケジュールなど、家族みんなのコミュニケーションボードとなるのがメインかと。つまり、現在家の中心にあるホワイトボードやコルクボードをスマート化させるということですね。Picture-in-Picture機能があるので、たとえばコンテンツ見ながらベビーモニターの様子をチェックなんてこともできます。家族ボードはもちろんですが、スマートディスプレイはスマートスピーカーに画面が付いたものなので、Alexaのおうち=ハブという役割もあります。
アマゾン印プロセッサのAZ2ニューラル・エッジはクアッドコアプロセッサで、アマゾンいわくパフォーマンスはTOPs(毎秒演算1兆回)22倍。この抜群な処理能力によって、登録した人物を認識(VIsual ID)し、端末上でのイメージ処理が可能。音声認識も端末上で処理できます。
ちなみにこのプロセッサの能力をもとに使える新機能がVisual ID。家族などおうちのメンバーを登録すると、Echo Show 15が画面前を横切るメンバーを認識し、それぞれのメンバーに合った情報(カレンダーやリマインダーなど)を表示するそうです。これはデキるアシスタント…!
機能でいうとAI機能もアップしており、Alexaを自分好みに学習させることができます。たとえば自分の好きなスポーツチームを教えれば、そのチームの情報をメインで教えてくれますし、食の傾向(ベジタリアンなど)を教えておけば、それに沿ったレシピをオススメしてくれます。
Alexaが壁に付いて画面越しにこっちを見てると考えると少々恐ろしくはありますが、そこはユーザー心理を考えてマイクボタンとカメラカバーを搭載。ソフト上でやるよりも、こういう物理的なシャットダウンのほうがなんか安心感ありますからね。
価格は2万9980円。アマゾン公式に商品ページはあるものの、まだ予約受付は始まっていません。気になる人は、予約開始を知らせるメール登録が可能ですよ。
Source: Amazon