東芝デジタルソリューションズ、秘密分散技術を用いたPCセキュリティソリューション「ZENMU Virtual Drive」を販売
写真:Impress Watch
東芝デジタルソリューションズ株式会社は7日、株式会社ZenmuTechと販売代理店契約を締結し、同社の秘密分散ソリューション「ZENMU Virtual Drive」を販売開始すると発表した。 ZENMU Virtual Driveは、テレワークや外出時のPCからの情報漏えいリスクを低減するソリューション。情報を無意味な形に変換・分割して分散管理し、分散片がすべてそろわないと元の情報に復号できない「秘密分散技術」を利用し、PC内とクラウド上に分散させることでセキュリティを確保している。 ZENMU Virtual Driveの利用時は、Windowsログイン後、クラウド環境にアクセス可能時、もしくはオフライン設定時にのみ、デスクトップ環境を利用可能。ユーザーデータは自動的に仮想ドライブへ保管されるため、通常のWindowsと変わらない操作でセキュアな管理を行えるという。 そして万一、PCが盗難や紛失にあった場合は、気付いた時点で、本人や管理者がクラウド上の分散片へのアクセスを停止すれば、ユーザーデータが利用できなくなる仕組み。こうしてPC内のユーザーデータが無意味化されることで、情報漏えいを防げるとした。 なお、オフライン環境で利用する際は、クラウド上の分散片をUSBやスマートフォンに同期して保管する。これにより、ネットワークのつながらない場所でも、スマートフォンやUSBを接続すればユーザーデータが利用可能になる。またスマートフォンやUSBを切り離せば、PC上には分散片しか残らず、PCの盗難や紛失時のセキュリティは確保されるとした。
クラウド Watch,石井 一志