ストリーマーyunocyさんの配信環境改造計画。設定面での高画質化テクなども
機材のセッティング
まずはカメラのセッティング。撮影設定については、動画のマニュアル露出モードで、感度をISO100、シャッタースピードを1/120秒、F値を1.4、ホワイトバランスを色温度5500Kに変更し、記録方式はXAVC S HD、記録設定は60p 50M、HDMI解像度は1080p、24p/60p出力切換は60p、HDMI情報表示はオフにする。
筆者自身の環境は、あえて24p出力にして、色味も含め映画っぽい仕上げにしているが、とくにそういう狙いがなければ今回のようなフルHD/60pでいい。それに合わせて、適度な残像感を出すためにシャッタースピードを1/120に設定している。
もともとセカンダリディスプレイにWebカメラが取りつけられていたのだが、yunocyさんの座席の右側の卓上に背景オブジェっぽいものが置かれていたので、リニューアル後もそれを画面に入れようと思い、三脚を使ってほぼ同じ位置にカメラをセットした。
カメラは三脚に乗せて、ディスプレイに裏に設置ワイプの中心素材は配信者の顔だが、配信を続けている内に、背景も込みで1つのアイデンティティとなる。yunocyさんの場合は、前述の背景オブジェに加え、RGB LEDライトで背面の壁を照らすなど、すでにアイデンティティが確立されていたので、今回はとくに手を入れなかった。
RGB LEDライトで壁面を照らしている。色などはBluetooth経由でスマートフォンで操作可能照明は、アームを使ってカメラとは反対サイドの右斜め前に設置。距離は顔から5~60cmほどとなり、この状態だと光量は20%程度でじゅうぶんだ。じつは今回、もう1つ照明をカメラ側にも設置し、影を少し抑えようと思っていたのだが、準備が間に合わず1照明構成となっている。この記事と似たような環境を目指している人は、下記の過去記事を参照して、数千円の安いサブ照明を使って影をほんのり照らすのもありだ。
キャプチャユニットは、HDMI-Micro HDMIケーブルでカメラと接続し、USB端子をPCに接続する。本体を直接PCに挿してもいいが、10cmくらいのUSB延長ケーブルが付属するので、それを使ったほうがつなぎやすい。つなぐUSBは3.0以上のポートならどれでもいいが、キャプチャユニットは頻繁に抜き差ししないので、yunocyさんが使用しているマウスコンピューターの「G-Tune HP-Z」のようなデスクトップの場合、背面に挿しておけばいいだろう。