もはや“ちょっと買いやすくなったRTX 3080 Ti”だ!?ビデオメモリ12GB版RTX 3080を試す
基本パフォーマンスはRTX 3080 Tiに肉薄
今回検証するにあたり、同社製の姉妹モデルの入手がかなわなかったため、RTX 3080とRTX 3080 TiはそれぞれFounders Editionを準備した。検証環境は以下のとおりとなる。ドライバーは検証時点における最新版(GeForce GameReady Driver 511.79)を使用している。オリジナルRTX 3080 FEよりどの程度性能が上がっているかと同時に、CUDAコア数に勝るがTGPとクロックが控えめなRTX 3080 Ti FEにどこまで食らいつけるかに注目したい。
【検証環境】 CPUIntel Core i9-12900KF(8P8E/16C24T) マザーボードIntel Z690搭載マザーボード メモリDDR5-5200メモリ 32GB(PC5-41600、16GB×2) ストレージNVMe M.2 SSD(システム用、PCI Express 4.0 x4、1TB) +NVMe M.2 SSD(ゲーム用、PCI Express 3.0 x4、2TB) CPUクーラー簡易水冷クーラー(36cmクラス) 電源ユニット80PLUS Platinum電源(1000W) OSMicrosoft Windows 11 Pro
では定番「3DMark」で基本的なパフォーマンスを見てみよう。テストはFire Strike 2種、Time Spy 2種、Port Royalまでを使用する。
3DMarkの計測結果この結果によれば、RTX 3080 Ti FEとGeForce RTX 3080 GAMING Z TRIO 12G LHRの間に性能差はほとんどない。CUDAコアの多いRTX 3080 Ti FEのスコアがわずかに高くなっているが、その差は小さい。一方、RTX 3080 FEとの差は8%程度GeForce RTX 3080 GAMING Z TRIO 12G LHRのほうが高い。オリジナルRTX 3080と12GB版のスペックの差がスコアに出ているようだ。
ただ実ゲームのパフォーマンスは必ずしも3DMarkのスコアと連動しないことも多々ある。次項では実ゲームでの検証結果を確認していこう。