画面占有率91.5%の16:10画面がすばらしい「XPS 13」を仕事用に導入してみた
COMPUTEX 2019で発表されたXPS 13 2-in-1(モデル7390)、16:10のアスペクト比のUHD+(3,840×2,400ドット)のディスプレイを備える
はじまりは、昨年(2019年)のCOMPUTEXだった。筆者の目は「XPS 13 2-in-1(モデル7390)」に釘付けになっていた。そのときの詳細なレポートに関しては以前の記事(2in1としてさらに磨きがかかったDell「XPS 13 2-in-1」)をご参照いただきたい。
XPS 13 2-in-1は、CPUに10nm版の第10世代Coreプロセッサ(開発コードネーム : Ice Lake)を搭載し、13.4型の画面サイズ、16:10のアスペクト比、最大UHD+(3,840×2,400)の画面サイズ採用した狭額縁ディスプレイになっていることが、すばらしいと感じたからだ。
しかし、詳細にスペックを検討していくと、1つの問題に突き当たった。それはストレージが基板に直づけという点だ。
これまでノートPCを使用してきて、ストレージが壊れてしまったことは3回ある。そのうち1回は、わりと直近で昨年なのだが、出張中のホテルでいきなりSSDが壊れてしまうというトラブルに見舞われた。
そのときにはスーツケースにスペアとして入れていたSSDを引っ張り出し、ホテルの自室で交換して、USBメモリにバックアップしてあった回復ディスクから起動してOSをリカバリ。その後、OfficeアプリやAdobe Creative Cloudなどの必須ツールをインターネットからダウンロードして数時間で復旧することができた。
一応バックアップマシンとして、出張時にはWindowsタブレットPCを持ち歩いているが、それでもメインマシンを使えるに越したことはない。そうした経験を経て、メインとなるノートPCは、いざとなったら自分でストレージが交換できるものを選ぶようにしている。
じつは過去にはストレージを交換できないPCを使っていたこともある。たとえば、2017年頃に使っていたSurface Bookはその代表で、ストレージ故障時に交換してもらったが、日本マイクロソフトの対応はわりと早く、代替の在庫があったため数日で帰ってきた。
ただ、日本マイクロソフトのWebサイトでは「発送から3~12営業日」となっており、その期間はバックアップPCなどでしのぐ必要があるし、出張時にはどうしようもない。
CESで発表されたXPS 13(モデル9300)このため、XPS 13 2-in-1の導入は正直迷っていたのだが、1月に発表された「XPS 13」を見た筆者は、今度は目だけでなくハートも奪われた。このXPS 13は、XPS 13 2-in-1と同じように13.4型でアスペクト比16:10で、画面占有率91.5%の狭額縁UHD+ディスプレイを搭載可能としているだけでなく、ストレージがM.2のかたちで実装されていたからだ。
「これだ」と感じた筆者は、日本で新しいXPS 13が発売されたら必ず購入しようとその時点で心に決めていた。