第12世代Coreプロセッサ搭載! Thunderbolt 4や無線LANも使えるデスクトップPCを試して分かったこと(1/4 ページ)
マウスコンピューターから登場した「DAIV Z7」は、クリエイターブランドDAIVに属するクリエイター向けデスクトップPCだ。第12世代CoreプロセッサとGeForce RTX 3060、Windows 11を搭載した最新モデル「DAIV Z7 [Windows 11]」の評価機を入手したのでレビューしよう。
DAIV Z7 [Windows 11]は、マウスコンピューターのDAIVシリーズに属するクリエイター向けPCだ。CPUにはCore i7-12700、GPUにはGeForce RTX 3060を採用している採用されるボディーは、DAIVデスクトップシリーズでおなじみのミドルタワー型だ。持ち運び用のハンドルや通気口をデザインとして取り入れつつ、質実剛健なイメージに仕上げている。
本体サイズは、約190(幅)×501(奥行き)×490(高さ)mm(突起部含む)、重量は約11.5kgだ。ハンドルは実際に持って運ぶことを想定して、板金加工で耐久性が確保されているので、気兼ねなくハンドルだけを持って移動できる。後部の足にはキャスターもついており、ハンドルを持って前部のみを持ち上げれば、軽い力で前後の移動が行える。
机の下の奥に設置しても、必要な時にはハンドルを持って少し浮かせてやればスッと前へと引き出せるのはとても便利だ。
拡張性の高さも特徴に挙げられる。フロントに5インチオープンベイを3基備えており、BTOではここにBlu-ray DiscドライブやDVDスーパーマルチドライブなどの光学ドライブや、3.5インチHDD用リムーバブルケースを搭載可能だ。また、3.5インチオープンベイを1基備えており、ここにはメモリーカードリーダーを内蔵することもできる。
前面にあるフロントカバーは上下セパレート式でマグネットで装着されており、それぞれ簡単に着脱可能だ背面。底部にキャスターを装備しているが、不要な場合はキャスターなしもBTOで選択できるボディーの側面にDAIVのロゴがある側面のパネルは、ネジを2本回すことで独立して外せる。グラフィックスカードを効果的に冷却するサイドファン(12cm角)を標準で装備しているハンドルは荷重を計算して設計されており、安心して持つことができる。裏側にはクッション性の素材が貼られており、指への負担も少ない前面上部にUSB 3.2 Gen 1(Type-A)を2基、ヘッドフォン、マイクの各端子を装備する。右端の金属製のノブは電源スイッチで、右に回すと電源が入る上側のフロントマスク内側のオープンベイには光学ドライブやリムーバブルHDDケース、メモリーカードリーダーなどを搭載できる。フロントマスク下側の内側はダストフィルターがあるCPUは、Core i7-12700を採用する。開発コード名「Alder Lake-S」こと第12世代Coreプロセッサのハイエンドモデルだ。性能優先のPコアと電力効率優先のEコアを組み合わせたハイブリッド構造を採用しており、Pコアが8コア16スレッド、Eコアが4コア4スレッドの合計12コア20スレッドを備える。2種類のコアは「スレッドディレクター(ITD=Intel Thread Director)」とよばれるCPU内部のユニットで最適に制御され、Windows 11環境で最高の性能と電力効率を発揮できる。
第12世代Coreプロセッサは、最上位モデルのCore i9-12900Kが性能最優先の仕様になっていることから「発熱が高く消費電力が高い」というイメージがあるかもしれないが、このCore i7-12700は、電力効率の高さを素直に生かした仕様だ。従来のTDPに相当するPBP(Processor Base Power)は65W、リミッターの上限値であるMTP(Maximum Turbo Power)も180W(Core i9-12900Kは241W)と扱いやすい。
また、本製品では120mmラジエーターを搭載した水冷クーラーを採用している。冷却効率の良い水冷を装備することで静音性も高く、CPUのポテンシャルを引き出し、長時間高負荷をかけるような運用でも安心して利用できる。
CPUはIntel最新のCore i7-12700だ。性能優先のPコアと電力効率優先のEコアを組み合わせたハイブリッド構造を採用しており、Pコアが8コア16スレッド+Eコアが4コア4スレッドの合計12コア20スレッドを備えるCPUの放熱は、120mmラジエーターの水冷クーラーで行う。高負荷時でも大きな音になることなく安定して運用できる続いて、内部スペックを確認しよう。
GPUはGeForce RTX 30601|2|3|4次のページへ