「Is That a Supra?!」トヨタが推定8000馬力のGRスープラ発表
ドラッグレース参戦車両「GRスープラ ファニーカー」発表
「Is That a Supra?!」トヨタが推定8000馬...の画像はこちら >>トヨタ GRスープラ ファニーカー2021年11月14日に、北米トヨタのモータースポーツ部門が2022年に参戦するドラッグレース用の車両、「GRスープラ ファニーカー」を発表しました。
GRスープラ ファニーカーは、ドラッグレースの最高峰であるNHRAの「ファニーカー」クラスに参戦するための車両で、2012年から参戦している「カムリ ファニーカー」の後継として2022年2月にデビュー予定です。
推定8000馬力で最高速は500km/h以上?!
トヨタ GRスープラ ファニーカー(左) トヨタ GRスープラ(右)GRスープラ ファニーカーは、ヘッドライトやノーズの形状など随所にGRスープラのような特徴をもっていますが、これらはすべてイラストとして描かれたフェイク。GRスープラのように見える「ガワ」を被った、中身はまったく別物の車です。
ファニーカーは、8000馬力以上を発生するとも言われている巨大なエンジンを搭載していて、発進からわずか4.6秒程度でゴール地点となる1000フィート(304.8メートル)の距離に到達。ゴール地点での最高速度は500km/hを上回るとも言われています。
アメリカでのスープラ人気に拍車をかける?
トヨタ GRスープラ Xfinityシリーズレースカー映画「ワイルド・スピード」などでおなじみのドラッグレースは、アメリカではメジャーなモータースポーツのひとつです。そのため、メーカーが市販しているモデルに似た見た目がファニーカーに与えられるのは、そのモデルの宣伝にもなるからという理由もあります。
トヨタはこれまでは「カムリ」の見た目になったファニーカーで参戦していました。カムリはアメリカで人気の大型セダンで、アメリカでもっとも人気のあるNASCARのレースに参戦している車両にもカムリのイメージが採用されています。
NASCARのレースカテゴリのひとつ「Xfinity」にもカムリで参戦していましたが、2019年からはGRスープラに切り替え。「トヨタ GRスープラ Xfinityシリーズレースカー」もGRスープラ ファニーカー同様、中身は全くの別物なものの、GRスープラのような見た目となっています。
映画の影響もあって、スープラは過去のモデルも含めてアメリカでは絶大な人気を誇るモデルのひとつ。前述のとおり、ドラッグレースもアメリカで人気のモータースポーツです。
GRスープラ ファニーカーの登場は、アメリカでのスープラ人気をますます加速させることになるでしょう。
余談:ネットミームにもなっているスープラ
そんな人気モデルであるスープラですが、なんとネットミームにもなっています。
「Is That a Supra?!」という言葉を、車好きの方は一度は目にしたことがあるかもしれません。
きっかけとなったのは、洗車場にやってきたスープラに興奮する人たちを映した動画です。スープラを見るたびに「Is This a Supra?!」と叫ぶ撮影者や、その周囲の人たちの反応が面白かったことから動画が拡散。
それ以降、スープラが映っている動画や画像などに「Is That a Supra?!」といったコメントが寄せられるようになりました。なんとトヨタ・ガズーレーシングも公式Twitterアカウントで「Is that a Supra?!」とツイートをしています。
トヨタも公認するネットミームとなった「Is that a Supra?!」
スープラを見かけたら、思わず声に出したくなるかもしれません。