Windows 11チェックプログラムが一時削除 「正確さや詳しさが欠けていた」
米Microsoftは6月28日(現地時間)、ユーザーのPCが「Windows 11」にアップデート可能か確認できる「PC 正常性チェックアプリ」を一時的に削除すると発表した。「チェックを掛けたPCがアップデートできない理由について、正確さや詳しさがユーザーの期待レベルに達していなかった」(同社)という。29日(日本時間)午前10時半時点ではダウンロードできる。
PC 正常性チェックアプリ今後は受け取ったフィードバックを反映し、今秋をめどに再公開する。その間にWindows 11が自分のPCで動作するか確かめたいユーザーに対しては、公式サイトの最小要件リストを確認するよう呼び掛けている。
PC 正常性チェックアプリはWindows 11の発表に合わせて公開。当初はアップデートの可否のみを知らせていたが、後日機能を拡張。OSの表示言語を英語にした状態でチェックすると、PCが要件を満たさないとき、具体的にどんなスペックが不足しているか表示するようになった。
Microsoftが公開しているWindows 11の最小要件は、1GHz以上もしくは2コア以上の64bit CPUかSoC、4GB以上のメモリ、64GB以上のストレージ、UEFIブート、TPMバージョン2.0、WDDM 2.0ドライバー対応のDirectX 12以上が動作するグラフィックスカード、HD画質以上のディスプレイなど。
同社によれば、米Intelの第8世代Coreプロセッサ、米AMDの「Ryzen Zen 2」、米Qualcommの「7xx」や「8xx」シリーズといったCPUやSoCを搭載したデバイスであればこれらの要件を満たしている可能性が高いという。一方、Intelの第7世代やAMDの「Zen 1」でもWindows 11を動かせる場合があるとして、今後検証を進める方針。
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