【全画面】Samsung Galaxy Book Fold 17の噂【使いにくそう】
いつもBableTechでは多くの人が買いたいと思うような便利な製品を紹介していますが、今回紹介するのはちょっと思わず使いにくそうだなと感じてしまう、近未来感のあるパソコンです。SamsungはGalaxyシリーズスマートフォンなどをはじめとし、Galaxy Bookなどのパソコンも手掛けていますが、そんなSamsungから折り畳み可能な、スマートフォンではなく「パソコン」が発売されるとのうわさがあります。折りたためるパソコン… 普通のノートパソコンみたいですが、その見た目はまるで折り畳み可能スマホのようになっています。
では実際どんなパソコンなのでしょうか? 紹介していきます。なお、あくまでも噂情報になります。
目次
Galaxy Bookシリーズパソコンについて
まず最初に、そもそもSamsungのGalaxy Bookシリーズパソコンとは一体どのようなパソコンなのかについて紹介していきます。
こちらが既存のGalaxy Bookシリーズです。正確にはGalaxy Book Sシリーズですね。こちらの製品については以前に紹介しましたね。
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通常のパソコン用の処理装置が用いられ、とても薄く設計されているもののその見た目はノートパソコンといった感じです。
Galaxy Book Fold 17の紹介
ここで登場するのがただのGalaxy Bookではない「Galaxy Book Fold 17」です。なお、あくまでも仮称になりますので注意してください。
それではこのGalaxy Book Fold 17のデザインから紹介していきましょう。
デザイン
こちらはこの記事のサムネイル画像になります。左上にリーク?したGalaxy Book Fold 17の画像があり、右下に私が描いたイメージ図があります。左の画像を見てもらってすぐにわかる通り、上画面は普通ですが下は通常のノートパソコンのようにキーボードにはなっていなくて、下も画面になっています。というかどっちが上でどっちが下かよくわからないですね笑 右の図では上画面と下画面の境目にフレームのようなものが通っていますが、こちらはほぼないという認識で大丈夫です。 本体を広げた時に一つの大きな画面になるようなイメージですね。
こんな感じですね。広げたら大きな画面として使うことができるようです。広げる前の2画面は両方とも13インチとなっていますが、広げたら17インチになります。そのためFold 17という名前なんですね。
つまり普通に使っている分には13インチのちょっと小さめのノートパソコンといった感じです。といっても17インチのディスプレイになったらそこそこ大きく感じますね。
このような特徴があるわけですが、似たようなパソコンが以前にすでに登場していたりするんですよね。それがLenovoのThinkPad X1 Foldというものです。
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こちらのノートパソコンは通常は折り曲げてノートパソコンとして使いますが、いざというときに広げて大きい画面にし、キーボードを接続してあたかも一体型パソコンかのように使うことができます。なんかイメージでいうとゲーム機の任天堂Switchみたいな感じですかね。
このGalaxy Book Fold 17でも同じような機能を使うことができたら便利そうですが、外部キーボードを接続しないと画面上のキーボードを使うことになるのでちょっと不便そうってのはありますね。
スマートフォンのようなフリック入力とかだと画面上入力でも難なくできるのですが、パソコンのキーボードを画面上に出して5本指で打とうとしてもかなり打ちずらいです。前に一度それに近い製品を触ったことがあるのですが、違和感しかありませんでした。 もしかすると昔物理ボタンだった携帯(ガラケー)が全画面になって画面上で入力するようになった(スマートフォン) みたいな感じで、案外慣れていくのかもしれませんが…
内部仕様
続いては内部仕様について紹介していきたいと思います。
1.OS
全画面ともなるともはやタブレットみたいですが、OSはWindowsが採用されるだろうといわれています。さすがに17インチでAndroid等を動かしてもそこまで便利ではないです。アプリを入れても解像度が高すぎて大画面さを生かすことができなかったりしてしまいます。
2.処理装置
タブレットっぽい見た目をしているのでQualcommのSnapdragonなどのモバイル向け処理装置が採用されるかと思いきや、おそらくパソコン用の通常のIntelなどのCPUが採用されるだろうとのことです。 ちなみにGalaxy Book Sシリーズなどには過去に、Intelの「Lakefield」というCPUが採用されたりしてきました。これはLenovoのThinkPad X1 Foldなどと同じです。Lakefieldでは高性能なコアと省電力なコアの二種類が混在していて、これらをバランスよく利用することで電力効率などを高めることに成功しています。そのため、薄型のパソコンなどに最適なのです。
ということでGalaxy Book Fold 17についても同様にしてLakefieldが採用される可能性は高いわけですが、Lakefieldはもう完全に過去のものになってしまいました。一応世代的には第10世代CPUシリーズ(Intel)ですので、すでに第12世代の販売が開始されようとしている現在にとってはもう時代遅れでしょう。
そこでLakefieldの後継はあるのかといった話ですが、これが第12世代CPUです。Alder Lakeと呼ばれるアーキテクチャ名で、こちらも高性能コアと省電力コアを混在させる「big.LITTLE」コア構成が導入されています。
big LITTLE高度な処理を高性能なコアで、簡単な処理を省電力のコアで処理することで電力効率をより高めることができるプロセッサコアの構成。 主にモバイル端末のCPUで採用されている。
Alder Lakeアーキテクチャについては以下の記事をご覧ください。
Intel 第12世代デスクトップ向けCPUの情報【Alder Lake-S】
このシリーズのモバイル版などが採用される可能性が高いです。
もしくは、第12世代以降は基本的にbig.LITTLEが採用されるだろうと言われているので、第13世代以降のモバイル向けCPUが採用されるかもしれないですね。
Galaxy Book Fold 17に関する噂情報は実はまだ希薄で、これくらいしか噂されていない現状です。
Galaxy Book Fold 17の登場時期
最後に、登場時期についてお話します。なぜかこれまた細かく噂されているのですが、2022年の第一四半期の「5月17日」に発売されるかもしれないとのことです。これは広げたら17インチということが関係しているのですかね。
参考記事:https://wccftech.com/samsung-preparing-galaxy-book-fold-17/