“オールデル”製品を触って試せる「DELL LOUNGE」が期間限定でオープン:日本の要望に応えたモデルも多数展示(1/3 ページ)
デルは9月6日、9月8日までCase B(東京都渋谷区)で開催する「DELL LOUNGE(デルラウンジ)」内で記者向けの新製品発表会を行った。
DELL LOUNGEは、合計36台の新製品全てのタッチ&トライができる2階建てのスペース。1階にはプレミアム「XPS」「Inspiron」および「Vostro」シリーズなど全ての新製品を展示し、2階にはくつろいた雰囲気で最新機種に触れられるリビングのようなスペースを設けている。
DELL LOUNGEのエントランスデルの渡邊常務執行役員発表会冒頭でデルの渡邊義成常務執行役員(コンシューマー&スモールビジネス事業統括本部長)は、同社のPCについて「コストパフォーマンスに優れ、安定性も高く、サポートの質の高さということで、2年連続で顧客満足度1位(「日経コンピュータ 顧客満足度調査 2019-2020」に基づく)を獲得している」とした上で、「デザイン」「独自の技術」「他社に先駆た第10世代Coreプロセッサの採用」の3つの強みを備えていると語った。
DELL LOUNGEをオープンした理由については、「このようなデル製品の良さをできるだけ多くの人に見て触れて体感していただきたいから」と説明した。
発表会の終了後、渡邊氏にデルの日本市場への関わり方について聞くことができた。
「各社製品とも、グローバル的に“薄く軽く持ち運びしやすく”という傾向にありますが、クルマ(自動車)移動が中心の国と比べて、日本では(鉄道などの)公共の場でPCを開くことが多い。そのため、デザインによりこだわる傾向があります。
もともと(デルのPCは)安定性やコストパフォーマンスという点で支持されていますが、日本の顧客はデザインも含め目が肥えています。その期待に応える製品を提供しないと支持されません。
『デザイン性も高い製品を』と、本社(米Dell)に訴え続けていることが、製品づくりに少なからず影響を与えていると思います。今回投入した新製品も、安定性やコストパフォーマンスだけでなく、薄く、軽く、持ち運びやすく、デザイン性も高いものに仕上がったと感じています」(渡邊氏)
また、マーケティング戦略部の劉カン氏も、「ゲーミングPCは、“黒い”“光る”という特徴がありますが、ゲーム以外で利用する際に『外で開くのが恥ずかしい』と感じる日本のお客さまは多いです。女性でも、『ハイパフォーマンスなPCがほしいだけ』という人が(ハイスペックなPCを)手に取りづらいという状況があります。
『色の明るいものを作れないか』と本社にフィードバックを送り続けたことが功を奏して、白いボディーのゲーミングPC製品を提供できるようになったのではないかと思います」と話していた。
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