テレワーク時代 充電ケーブルの“賢い選び方”は 専門家に聞く
コロナ禍で急速に広がったテレワーク。職場以外で仕事をすることも増え、充電ケーブルを持ち運ばなければならないことも。いつも快適に仕事ができるよう、充電ケーブルについて気を付けるべきことは?
コロナ禍でケーブルを持ち歩く機会が増加
たくさんのケーブル
コロナ以降、急速に広がったテレワーク。2021年も職場以外で仕事をする場面が増え、パソコンやタブレット、スマホ、Wi-Fiルーターなどを毎日持ち歩く人も多くなりました。それに伴い必要となるのが、たくさんの充電ケーブルです。でも皆さんは充電ケーブルについてどれくらい気にしているでしょうか?
つい長いものを買いがちだが…
まず充電ケーブルで大事なのは長さです。「大は小を兼ねる」ということわざがありますが、ケーブルについては、長すぎると充電の効率が悪くなります。長ければ長いほど抵抗が大きく、電気が流れにくくなるため、同じ性能の短いものと比べて充電に時間がかかるのです。自分の使用環境に合う長さを見極めて、必要以上に長くないものを選ぶことが大切です。
充電時間を最速にするには…
忙しい合間の充電は短時間で効率的にしたい。そんなニーズがあると「急速充電対応」と書かれたケーブルを選びたくなりますが、これを使う際は要注意。「急速充電対応」のケーブルを使っても、充電速度が必ずしも早くなるとは限らないのです。実はケーブルの能力を最大限発揮させるには、電気が流れてくる上流にあるアダプターや、電気を受け取る下流にある機器そのもの、つまりスマホなどのデバイス、どちらも急速充電に対応したものでなければなりません。川上から川下まで「急速充電」の条件がすべてそろって、初めて早さを享受できるのです。
5V3A
では、どんなものを選べばいいのでしょうか。ケーブルの箱やアダプターなどには、対応できる電力などが記載されています。スマホを充電する場合、通常のUSBケーブルであれば電圧は5V(ボルト)は確保されるため、電流は少なくとも2.4A(アンペア)、できれば3Aと書かれた商品を選び、消費電力も15W(ワット)以上に対応したものなら、急速充電ができます。また、アダプターにケーブルの差し口が複数ある場合、2つ同時に使うよりも1つだけを使う方がスピードがアップします。
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