NTT東日本、企業向け閉域VPNサービスとNTTデータの「無線LANおまかせサービス」を連携可能に
東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)は30日、企業向け閉域VPNサービス「Managed SD-WAN」のオプションサービスとして、株式会社NTTデータの「無線LANおまかせサービス」と接続可能にする「無線LANおまかせサービス」接続オプションを発表した。同日よりサービスの申し込み受付を開始する。
Managed SD-WANは、SDN(Software Defined Networking)技術を用いてセキュアな拠点間通信とネットワークの集中管理を実現するサービス。専用VPNルータ(CPE)およびコントローラーを利用し、全国エリアでの閉域ネットワークの簡易な構築と一元管理を可能にしている。
一方の「無線LANおまかせサービス」では、社内無線LANの管理サーバー、認証サーバーなどをクラウドセンターにて共同利用することで、個別でシステムを構築する場合と比べて安価に無線LAN環境を提供可能にしている。
NTT東日本では、Managed SD-WANを提供する中で、同サービスと組み合わせて、閉域ネットワーク内での管理・運用が可能な無線LANを利用したいといった要望を受けていたとのことで、今回はそうしたニーズに応えるため、「無線LANおまかせサービス」との接続を可能にするオプションサービスを提供する。
このオプションを利用して、Managed SD-WANで提供するCPEと「無線LANおまかせサービス」で提供する無線LANアセスポイントを接続することで、閉域内でも無線LANコントローラー等へのアクセスが可能になるとした。
「無線LANおまかせサービス」接続オプションの価格は月額550円(税込)。このほか、「無線LANおまかせサービス」の利用料が別途必要になる。
またNTT東日本では、同オプションの提供開始にあわせて、NTTデータへのManaged SD-WANのOEM提供を開始している。