通信規格の性能指標を表す「EVM」、システム設計への活用に必要な知識を解説
資料の紹介
4G(LTE)や5Gなど多くの通信規格の認証試験において、システムレベルの性能指標として使われているEVM(Error Vector Magnitude、エラーベクトル振幅)。その値は、理想的な信号と測定された信号間の乖離(かいり)を数値化したものである。EVMを使うことで、システムの潜在的な問題によって生じる総合的な影響を、定量化して表すことが可能になる。
最新の通信規格では、データレートや帯域幅といった送受信信号の特性に基づいて、許容可能なEVM値が規定されている。通信規格の検証に使われるテスト/計測機器にも取り入れられており、これらの規定値をさらに上回る厳しい値を採用することで、規格を十分に満たす高品質な製品開発が可能な環境を提供している。
本資料では、無線通信関連の性能指標がEVMでどのように表され、何によるどのような影響を意味するのかを解説する。実例を基に、EVMを使ってシステムレベルの性能を最適化する方法についても説明する。ほとんどの通信規格で設定されている目標値よりも、最大15dB優れたEVM性能を実現する方法も紹介している。
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