ニュース マヂラブ野田、『R-1』準決勝で史上初のトラブルを起こした「野田ゲー」の裏側を語る(2月14日のテレビ)
マヂカルラブリー インタビューより(撮影=TOWA)
テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。【関連】「中高生が好きな芸人ランキング」2022年版
『激レアさん』
「激レアさん」として野田クリスタルが登場。「どんな激レアさんかと思いますか?」と問われ、バスケ好きの若林は「最近ダンクできるようになったんだよね?」と言う。野田は「どうしてもダンクをやりたくて、27歳からダンクの練習を始めて33歳でハンドボールでダンクできるようになった」「大人になって20cmジャンプ力が伸びるっていう」というこれまた激レア体験を語るが、今回は「知識ゼロの状態から1円もお金をかけずに完全独学で10年以上ゲームを作り続けていたら商品化までされちゃった人」としての登場。「ダンクとゲームと変な漫才」が売りだと笑う野田に「習わないよね」と若林。お笑いでもNSCなどには行かず、ダンクもゲームも独学。このあたりこそ、野田クリスタルの本質なんだろうなと思う。野田「独学に夢中になっちゃう男(笑)」。もともとゲームとの関わりは、オンラインゲーム草創期にそれに夢中になったことが始まりだそう。当時、お笑いではトガりまくっていたが、オンラインゲームのチャットでは「とにかく『www』が欲しくて」クラシックなボケに走っていた野田。転機となったのは『M-1』が休止していた2011年、漫才以外の特技をイベントでやることになり、イベント用にゲームを独学で制作。これが大ウケし、イベントをやるたびに新作を作るようになったそう。「やればウケるというのを手に入れて、ものまねの人ってこういう感覚なのかな」と思ったという。プログラミングはもちろん大変だが「プログラミングさえ終わればウケるのが保証されているんだから」やることに苦はなかったと語る。そんな「野田ゲー」を天下に知らしめた『R-1』。予選はモニターを自前で用意しなければならず、準決勝では40万以上かかったそう。そこに全ベットする覚悟がスゴい。しかも、その準決勝ではトラブルつづき。挙げ句、モニターが映らず中断し、MCのテンダラーとのフリートークでつなぐ「史上初」の事態にも。だから、局の機材でやれる決勝はなんの緊張もなくできたというのがおもしろい。若林が野田につけたラベリングは「漫才では論争を起こすけどゲームでは正統派の人」。
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