三年使って分かったマルチモニターのメリット・デメリット【パソコン】
どうも、パソコンでマルチモニター構成を三年ほど利用している管理人です。途中で何度かマルチモニターの構成は変えたものの、一画面に戻ることは基本的にありませんでした。
そんな私が、この記事ではパソコンでのマルチモニターについて、そのメリットとデメリットを紹介していきます。なお、個人的な意見になります。
目次
マルチモニターとは
マルチ(Multi)は複数という意味です。つまりマルチモニターというのは「複数のモニター」という意味で、通常パソコンには一つしかモニターを取り付けないところを、二つ以上取り付けようというスタイルになります。
多くのパソコンには映像出力端子が二つ以上あるのでモニターさえ用意すればすぐにでもマルチモニター環境を構成することができる場合が多いです。また、パソコンに特殊なパーツ(グラフィックボード等)を取り付ければ、四画面出力や八画面出力などが可能になることもあります。
しかし手間やスペースがかかるということで一画面のまま利用している人は結構います。最近ではノートパソコンを家でも外でも使う人が多いので、家でマルチモニター環境を構築する気が起きないという人も多いでしょう。しかしマルチモニター環境には様々なメリットがあります。
ちなみに私は現在家ではデスクトップパソコンを利用していますが、三画面にしています。それぞれモニターの大きさは異なりますが、とても使いやすいです。
マルチモニター環境のメリット
それではまず最初にマルチモニター環境のメリットについて説明します。
1.同時作業が行いやすい
マルチモニター最大のメリットです。何か作業を行う時は基本的にメインのソフトをフルスクリーン表示したいと考える人が多いと思いますが、同時に調べ事、つまりブラウザを開こうとしたら少し面倒なことになります。
そこでマルチモニターにしていると、自分の目の前にある画面でメインのソフトをフルスクリーン表示して、隣の画面では調べ事用のブラウザを開いたり、上の画面では動画を流すなんてこともできます。
Chromeなどのブラウザはいくらでもウィンドウを開くことができるので、メインモニターでブラウザを開き、ブログの記事編集画面を表示させつつ、隣の画面でもブラウザを開いて調べ事を行うなども可能です。
行う作業の種類にも寄りますが、特にブログなど、作業中に調べ事を頻繁に行うような作業においてはマルチモニターは非常に便利です。いちいちタブを切り替える必要が無くなります。
また、あるサイトの言葉を引用する時に、隣のモニターでサイトを見ながらメインモニターでリアルタイムで入力することができるので作業性がアップします。
加えて、ゲームプレイ時についてもメインモニターでフルスクリーン表示しながら、サブモニターで調べ事をするという便利な使い方があります。
更に、PowerPointなどのプレゼンテーションソフトでは、マルチモニターをフル活用してプレゼンを行えるようになっていることが多いです。
2.一画面にもできる
4K解像度の巨大なモニターを使っても同時作業は行いやすくなるでしょう。しかし巨大なモニター一台だけだと、一つだけ画面を使いたい時に厄介になります。大画面を好んでいるなら良いのですが、ゲームをプレイするにしてもちょうど良いサイズ感でプレイできなくなるかもしれません。
ですがマルチモニター環境だと、一つ一つのモニターは大して大きくない場合が多いですので、程よく一画面だけ使うことができます。メインモニター以外使わない時はそのモニターの電源を切ればよいだけなので、すぐに一画面に移行することができます。
3.画面収録がしやすい
これは一部の人が得することですが、スクリーン録画等を行う時に余計なものを見せなくて済むことが多いです。ゲーム録画についても、メインモニターだけを録画すればサブモニターに表示している攻略サイトや録画ソフトを見せずに済みます。
4.デスクトップを広く使うことができる
これは解像度の大きなモニターを使っているときにも言えることですが、単純に面積が大きい分デスクトップを広く使うことができます。そのため、たくさんのショートカットを設置することができます。
5.デスクトップ背景にバラエティを
一つしかモニターが無かったら一度に一種類の画像しかデスクトップの背景として設定することができませんが、マルチモニター環境であればモニターごとに背景画像を設定することが可能です(Windows)
6.低コストで大画面を
サイズの大きなモニターを利用することで疑似マルチモニター環境を作り出すことができますが、サイズの大きなモニターは高価であることが多いです。そのため、小さいモニターを並べてマルチモニター環境を作った方がより低コストで大画面環境を作ることができるなんてこともあります。
また、モニターの並べ方を変えたり向きを変えることで自分に合った大画面モニターを実現することができますので、そういった点ではマルチモニターの方が優秀と言えます。
マルチモニター環境のデメリット
続いてはマルチモニター環境のデメリットについて紹介していきます。
1.視野角問題
大画面モニターにおいても言えることですが、やはり自分から離れた位置にモニターを置くとモニターを斜めから見てしまう状況になってしまうことがあり、ディスプレイの種類によっては色が変になったりして見にくくなってしまうことがあります。
IPS液晶など視野角が広いものを使えば良い話ですが、このようにサブモニターが見にくくなってしまうことがあるというのもマルチモニターのデメリットの一つです。
2.設置・設定が大変
設定が終わってしまえば使いやすくなるマルチモニター環境ですが、設定自体は割と面倒だったりします。また、モニターアームなどを利用する場合、設置についても大変になってきます。配線も多くなってくるので見た目にも影響が出る場合があります。
モニターから別のモニターへスムーズにアクセスできるようにするためには、設定上でも現実と同じようなモニターの配置にする必要がありますが、その設定が意外と面倒くさかったりします。
3.相性問題
モニターをすべて統一すれば済む話ですが、種類の異なるモニター同士でマルチモニター環境を作ろうとするとき、色味の違いやドット密度の違いなどが主な原因となって不自然になってしまうことがあります。
特にドット密度(ppi)が異なる場合、モニターから別のモニターへアクセスするときに違和感を覚えることがしばしばあります。私は全種類違うモニターを利用していますが、基本的には統一した方が良さそうです。
いかがでしたでしょうか。ざっと私の個人的な意見を紹介しました。設定や設置は大変でしたが、本当に便利ですので是非マルチモニター環境構築してみてください。