スマホネイティブの「Z世代」こそPCを求める傾向あり? NECパーソナルコンピュータ調べ
Z世代におけるPCのニーズを探るために調査を実施。今回結果が発表されたWeb調査とは別に、約30人に対するインタビュー調査も行ったという
NECパーソナルコンピュータ(NECPC)は2月1日、同社がクロス・マーケティングに委託して行った「Z世代のパソコン使用実態に関する調査」の結果を公表した。この調査によると、18~25歳のいわゆる「Z世代」においてPCを利用する機会が増加し、「パソコン利用に回帰してきている」ことが伺えたという。【画像】NECPCの分析
調査の概要
先述の通り、この調査はNECPCがクロス・マーケティングに委託する形で行われた。調査対象の属性など、調査の概要は以下の通りだ。・対象地域:全国・調査対象者:18~25歳の男女600人・学生:300人・会社員:300人調査時期:2022年1月19日~21日調査方法:インターネット(Web)調査
「コロナ禍」でPCの利用頻度が高まる
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を抑止する観点から、2020年1月頃からテレワークを取り入れる企業やオンライン(リモート)学習を始める教育機関が急激に増えた。そのこともあり、Z世代の61%が「PCを利用する頻度と時間の両方が増えた」と回答したという。学生に絞ると、その割合は80%まで高まったそうだ。 PCを利用する頻度と時間の両方が増えたという対象者(373人)を対象に絞り込んで、頻度と時間が高まった理由を尋ねた所、回答の上位3つは以下の通りとなったという(複数回答可、以下同)。・全体(373人)・1位:リモート授業・オンライン授業(50%)・2位:動画、音楽、画像の視聴/閲覧(46%)・3位:学習の補助(24%)学生(244人)・1位:リモート授業・オンライン授業(76%)・2位:動画、音楽、画像の視聴/閲覧(43%)・3位:学習の補助(37%)会社員(129人)・1位:動画、音楽、画像の視聴/閲覧(52%)・2位:リモートワーク/テレワーク・3位:ショッピング 学生はオンライン学習で、会社員はテレワークで、全体としてはコンテンツを楽しむためにPCを使うユーザーが増えたようだ。